多様な視点で見えなかった価値を発見するワークショップ
2025年12月16日(火)に、プロダクトマネージャーや新規事業担当者向けの「多様な視点で『見えなかった価値』を発見するインクルーシブデザインワークショップ」が開催されます。このイベントは、デザインとテクノロジーを通じて多様な人々の共創を促進することを目指すインクルーシブデザインスタジオCULUMUが主催です。場所は東京都渋谷区の株式会社STYZオフィスで、時間は午後1時から3時まで。定員は12名で、参加は無料です。
今の時代を反映したワークショップの意義
今日の市場において、多くの開発現場では「平均的なユーザー像」が基準となりがちですが、これが新たなイノベーションの妨げになってしまっています。多くのユーザーはこの「平均的」な視点から外れたニーズを持っており、その声を無視すると機能の差別化が進まないという課題があります。このワークショップでは、視覚障害者や車椅子ユーザーなど、多様なニーズを持つ「リードユーザー」の視点を取り入れることで、閉塞感を打破する方法を学べます。
参加者はCULUMUが独自に開発した「インクルーシブペルソナカード」を使用し、企画や要件定義の初期段階から新たなアイデアの種を見つける体験を行います。このカードを利用することで、普段は見えない鋭いインサイトや潜在的なニーズを発掘することが可能です。
ワークショップの主な特徴
- - インクルーシブデザインの重要性: インクルーシブデザインはCSR(企業の社会的責任)に捕らわれず、市場の新しい機会を見出し、愛されるブランドを構築するための戦略であることを、実際のデータや事例を交えて学びます。
- - 平均値の罠からの脱却: 一般的なプロダクトマネージャーが陥りやすい「平均的なユーザー像」をもとにした企画からの脱却を目指します。具体的なN=1の制約条件をシミュレーションし、思いつかなかった新たなアイデアを引き出します。
- - 共創プロセスの体験: プロダクト開発の初期段階における共創プロセスを実践的に体験し、困難を伴うニーズにどう応えていくかを学ぶ機会となります。
参加対象
このワークショップは、新規事業開発やプロダクトマネージャー、デジタルサービスのユーザビリティ向上を目指す方々など、業界問わずいろんな方にお勧めです。既存市場が飽和し、新たな成長やイノベーションを追求する方々にとって、とても有意義な時間になることでしょう。
タイムテーブル
- - 導入: チェックイン・アイスブレイク
- - 前半(レクチャー): インクルーシブデザインの全体像を学ぶ
- - 後半(ワークショップ): 具体的事例をもとにアイデアを創出
- - まとめ: 振り返りと質疑応答
以上のように、多様性を認識し、新たなアイデアを生成するためのプロセスを共有し合うために、このワークショップは多くの人々にとって良い機会です。
申し込みについて
参加希望の方は、Peatixから申し込み可能です。興味のある方はぜひお早めにお申し込みください。
このワークショップは、インクルーシブデザインの未来に貢献し、様々なユーザーの声を反映した製品の開発を促進する一環として行われます。皆様の参加を心よりお待ちしております。