無印良品、フランス・タイ・ベトナムに新旗艦店を出店

無印良品を展開する株式会社良品計画は、今後フランス、タイ、ベトナムの各国に旗艦店を開店することを発表しました。これにより、海外での認知度を高め、成長を促進する狙いです。

良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、日常生活を豊かにする商品を提供しています。現在、店舗数は合計1,474店舗で、そのうち717店舗が国内、757店舗が海外に展開されています。今回の出店は、無印良品がそのブランドを世界に広める一端を担うことになるでしょう。

特にフランスでは、パリにおいて欧州初の旗艦店を出店することが発表されました。店舗はリボリ通りに位置し、600坪を超える欧州最大の売場面積とされるこの新店舗は、地域の文化に溶け込むデザインが施される予定です。来年の秋冬を目指し、パリの文化に合った商品ラインナップを展開し、無印良品の価値を欧州全体にアピールしていく考えです。

次に、タイでは、2006年にバンコクに初めてのMUJIをオープンし、これまで39店舗を展開しています。新たに出店するのは「セントラルワールド」で、988坪という売場面積を活かし、最大の品揃えを提供する予定です。この店舗では、タイ現地の素材を使った商品も展開され、地元のニーズに応じた新商品開発が行われます。

さらに、ベトナムでもホーチミンに新しい旗艦店を2025年内にオープン予定です。905坪の面積を持つこの店舗では、無印良品の全商品カテゴリーが展開され、また現地開発商品も登場する予定です。この出店は、ベトナムにおける情報発信の拠点ともなり、地域の生活者へより一層アプローチしていくことが目指されます。

このような無印良品の新たな展開は、今後も続く見込みで、グローバルな成長を加速していく活動が期待されています。特に、文化的・経済的に重要な市場に出店することで、ブランドの認知を高め、既存店舗の収益改善にもつながることでしょう。良品計画は、引き続き地域に根差した商品開発を行い、顧客の生活スタイルに貢献することを目指します。