品川区が7月上旬に発表したニュースによれば、同区のふるさと納税の返礼品に新たに洋菓子が加わりました。この新しい選択肢の登場により、寄付者はより一層楽しみが増えることでしょう。
新たにラインナップに加わった品は、ミスターチーズケーキの「クラシック」とパティスリーレサンクエピスの「レモンケーキ」の2品です。これらは先日、総務省の承認も得て、正式に提供が開始されました。
ミスターチーズケーキの魅力
まず紹介したいのは、ミスターチーズケーキの「クラシック」です。製造はすべて品川区内で行われており、その背景には、シェフが幼い頃から大好きだったというチーズケーキへの深い思いがあります。母の味を思い出しながら、その記憶を元に開発されたこのケーキは、東京のみならず世界中で愛されることを目指しています。
「クラシック」はバニラ、レモン、トンカ豆の3つの調和が特徴です。これにより、懐かしさと新しさが感じられる香りが生まれます。特にこだわっているのは、甘さと爽やかさが同居すること。小麦粉を使わず、湯煎焼きの技術を活かしながら仕上げたこのチーズケーキは、上がしっかり焼かれ、下は滑らかなレアチーズケーキのような食感を楽しむことができます。また、特製の保冷バッグでの配送もポイントです。
レサンクエピスの特徴
次に、パティスリーレサンクエピスの「レモンケーキ」にも注目です。品川区南品川の旧東海道沿いに位置する同店は、「良質な素材」「職人の情熱」「あたたかい接客」「心地よい雰囲気」「お客様の笑顔」という5つのスパイスを大切にしています。この思いが込められたレモンケーキは、しっとりとした生地に厳選されたレモンの風味が広がる一品です。自然な甘さと爽やかな酸味の絶妙なバランスが、多くの人々に愛される理由の一つです。
ふるさと納税の現状
品川区のふるさと納税制度は、寄付者に新たな魅力を提供するために工夫を凝らしていますが、同時にここには大きな課題も存在します。ふるさと納税による住民税減収額は年々増加しており、令和7年度の見込みでは59.6億円を超えると予測されています。この減収は、本来区民への行政サービスに使われるべき資金源が減ることを意味します。
さらに、この状況が続くと、区民サービスの質が低下する恐れもあるため、特別区としては、ふるさと納税制度の見直しを国に求めています。品川区は魅力的な返礼品を提供し続けるために、地元企業と連携し、地域資源を活かした新たな返礼品の開発に力を入れています。
今回の洋菓子の追加は、そうした取り組みの一つであり、寄付者と区民両方にとって嬉しいニュースと言えるでしょう。さらに詳しい情報は、品川区のふるさと納税特設サイトで確認できますので、ぜひ訪れてみてください。
品川区ふるさと納税特設サイト