AIで安心安全な街づくり
2024-02-29 15:00:02
広島県府中市におけるAIを活用した社会インフラ点検で安心安全な街づくりを実現
広島県府中市でAIを活用した社会インフラ点検がスタート!安心安全な街づくりへの取り組み
広島県府中市では、老朽化が進む社会インフラ設備の維持管理を効率化し、市民の安全・安心を守るため、AIを活用した新しい取り組みが始まりました。
今回導入されたのは、NTTフィールドテクノが提供する「Audin AI」というサービスです。このサービスは、AIによる画像解析技術を活用して、道路のカーブミラーやガードレールなどの小付帯施設の状態を自動で診断し、その情報を電子台帳にまとめて管理するシステムです。
Audin AIで実現する効率的なインフラ管理
従来、これらの設備の点検は、職員による目視で行われており、時間と労力がかかる上に、人的なミスも起こりうる可能性がありました。しかし、Audin AIを使うことで、点検作業の省力化と迅速化を実現。AIによる客観的なデータに基づいて、設備の劣化状況を正確に把握できるようになりました。これにより、より効率的な修繕計画の策定が可能になり、老朽化による事故リスクの軽減にも繋がります。
具体的には、Audin AIは、道路構造物の錆や路面塗装の剥離、路面のひび割れなどを検出し、その結果を分かりやすいレポートとして提供します。このレポートをもとに、府中市は、設備の修繕や交換の優先順位を決め、適切な予算配分を行うことができます。
安心安全な街づくりへの貢献
Audin AIの導入は、府中市の安心安全な街づくりに大きく貢献すると期待されています。効率的なインフラ管理によって、道路の安全性が高まり、市民の生活の質が向上するだけでなく、災害時の迅速な対応にも繋がります。
今後の展望:データ活用による更なる可能性
NTTフィールドテクノは、Audin AIの活用をさらに広げ、社会インフラ設備の維持管理におけるDX化を推進していく計画です。
将来的には、Audin AIで収集したデータと、府中市が保有する他のデータとを連携させることで、より高度な分析を行い、ガードレールやカーブミラーなどの最適な配置計画などを策定することが期待されます。
また、AIの機能拡充により、点検対象となる設備の種類を増やし、より多くの自治体で活用できるようサービスを展開していく予定です。
まとめ
広島県府中市におけるAudin AIの導入は、AI技術を活用した社会インフラ管理の先駆けとなる事例です。この取り組みは、他の自治体にとっても、安全で効率的な街づくりを実現するための貴重な参考となるでしょう。AIによる社会インフラ点検は、単なる効率化だけでなく、データ活用による新たな価値創造へと繋がっていく可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
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株式会社NTTフィールドテクノ
- 住所
- 大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号
- 電話番号
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06-6490-1320