エム株式会社は、2023年[月]日に、全脳を対象とした脳健康測定プログラム"MVision health"の正式サービス提供を開始したと発表しました。
MVision healthは、米国ジョンズホプキンス大学のAI技術と日本における膨大な脳画像データを基盤に開発されたプログラムです。頭部MRI画像をAIで解析することで、脳の萎縮や血管の状態を総合的に評価し、受診者の脳の健康状態を客観的に評価します。
このプログラムは、脳ドックや人間ドックのオプション検査として、全国の医療機関に導入されています。東京ミッドタウンクリニックでは、人間ドックコース「スーパーミッドタウンドック」のオプション検査として提供されています。
東京ミッドタウンクリニック院長の田口淳一氏は、MVision healthの開発について、「予防医学を専門とする私が、大量画像解析の技術を持つ森博士と出会い、脳ドックにより蓄積された膨大な脳画像データに『数値』という意味合いを付与できるようになったことがきっかけでした。データを丁寧に読み解くことにより、受診者の皆様に価値ある情報を提供できると確信し、MVision healthの開発に協力しました。」とコメントしています。
MVision healthは、受診者が従来どおりの頭部MRI撮影をするだけでよく、追加の負荷やクリニック側での過剰な作業もなく、エムが作成する解析結果レポートを受け取ることができます。
エム株式会社は、今後、MVision healthの提供医療機関の拡充を進めるとともに、医療機関向けプログラム"MVision brain"の認証取得準備を進めています。
エム株式会社は、MVision healthを通じて、脳疾患を未病の段階で防ぐ「一次予防」に貢献することを目指しています。
MVision healthの概要
MVision healthは、加齢に伴う変化の特徴である脳の萎縮と血管性変化を総合的に評価する、脳の全ての構造部位、すなわち全脳を対象とした脳健康測定プログラムです。
MVision healthは、脳ドック等の頭部MRI健診に追加することで、加齢に伴う変化を早期から評価し、受診者がとるべき脳の健康維持・改善方法を提示することを目指しています。
MVision healthの特徴・意義
MVision healthは、以下の特徴があります。
脳の多角的な対象構造・指標の選定
統計的に有意なサンプル数からの健康度評価
* 低い機種依存度・短いMRI測定時間
これらの特徴は、医療工学の第一人者である創業者の森進(米国ジョンズホプキンス大学教授)ならではの知見と技術ノウハウを活かして実現しました。
MVision healthの提供について
MVision healthは、医療機器ではなく、いかなる疾病の予防、診断、治療目的に用いられるものではありません。医師の診断の元、特定の疾病が認められなかった健常な受診者のためのサービスです。
エム株式会社について
エム株式会社は、米国ジョンズホプキンス大学医学部放射線科教授の森進が、共同創業者であり代表取締役の関野勝弘と共に、2021年6月に創業した会社です。
エム株式会社は、MVision healthを通じて、医療機関の皆様に対して、MRI機器という高額資産の有効活用という経営課題解決、脳ドック等の健診プログラムの「市民の脳疾患一次予防拠点」への高度化といった経済的意義、社会的意義をもたらすことを目指しています。
問い合わせ先
株式会社エム
COO:谷口善洋
Tel: 03-6811-5890
Email:
[email protected]