跡見学園女子大学がファッションショー開催、サステナブルな未来へ向けた挑戦

跡見学園女子大学の持続可能なファッションの取り組み

跡見学園女子大学（文京キャンパス：東京都文京区大塚1-5-2 / 新座キャンパス：埼玉県新座市中野1-9-6）は、2019年7月21日（日）に新座キャンパスでオープンキャンパスを開催し、生活環境マネジメント学科の学生によるファッションショー「ATOMI GIRLS COLLECTION 2019」を行います。このイベントは、環境や社会との共生をテーマに、ファッションを通じた持続可能性について考える重要な機会となるでしょう。

現代のファッション業界が抱える問題

近年のファッション業界では、大量生産・消費による環境問題や過酷な労働環境といった人道的な課題が浮き彫りになっています。特に、英国の高級ブランド「バーバリー」が過去に売れ残った商品を焼却処分した事件は、ファッションビジネスのあり方に疑問を投げかけました。このような背景から、衣服のリユース、リサイクル、リメイクといった持続可能な解決策が求められており、様々なルートで古着の取り扱いが活発化しています。

ATOMI GIRLS COLLECTIONの目的

跡見学園女子大学では、ファッションを取り巻く問題に対する認識を深め、衣服の生産現場や環境について考えるきっかけを提供しています。2011年から毎年開催されている「ATOMI GIRLS COLLECTION」は、学生自身が企画・運営するもので、衣装の製作から広報活動、モデル演出まで、全てにおいてゼミの学生が担当します。

2019年で8年目を迎える今年のテーマは「東京、ソウル、パリ、ニューヨーク、ロンドンの5都市のファッション」。各都市の象徴的なファッションスタイルに基づき、学生たちは自分や友人から譲り受けた着なくなった衣服をリメイクし、タンスの奥に眠っていた服に新しい命を吹き込む挑戦をします。

環境への配慮とクリエイティビティの融合

具体的なキーワードは、東京「カワイイ」、ソウル「セクシー」、パリ「シック」、ニューヨーク「ゴージャス」、ロンドン「オーセンティック」。このテーマに基づき、学生たちはリメイクに必要な素材を新しく購入するのではなく、手元にある服の中から探し出し、自らのアイディアを活かして衣装を制作します。これにより、上品なデザインが要素として自然に結びつき、ファッションの持続可能性への関心を高めることが期待されています。

イベント概要

「ATOMI GIRLS COLLECTION 2019」は、以下の詳細で開催されます。

- 日時: 2019年7月21日（日）13:00～13:50（予約不要・入場無料）
- 場所: 跡見学園女子大学新座キャンパス花蹊メモリアルホール
- 内容: 生活環境マネジメント学科の横井由利准教授による体験授業や、学生たちのファッションショー
- アクセス: JR武蔵野線「新座駅」からバスで7分、東武東上線「志木駅」から西武バスで15分

オープンキャンパスのその他のプログラム

オープンキャンパスは、大学説明や学科紹介、体験授業、入試相談、在学生との対話を交えたイベントなど多彩なプログラムが用意されており、参加者は自由に入退場できます。今後の開催日程としては、文京キャンパスで7月28日、8月4日、8月18日、11月24日を予定し、新座キャンパスでも9月29日、11月2日・3日（大学祭「紫祭」と同時開催）に行われます。

この取り組みを通じて、ファッションを学びながら社会課題に目を向ける機会が提供され、未来のサステナブルな業界への一歩を踏み出すことが期待されています。