未来の建築デザインを探る!第1回瀬戸内国際建築デザインコンペ2025
建築業界に新たな革命をもたらす「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」が、現在国内外からの応募を受け付けています。このコンペは、ハレルヤプレミアムプラットフォーム本部が主催し、株式会社ヤマホンが運営を行っています。ヤマホンは118年の歴史を持つ岡山県の企業で、建築デザインに革新をもたらすことを目的としています。
特筆すべきは、「設計したプランが実際の建物として実現する」というユニークな特徴。このコンペでは、学生からフリーランスの建築家まで幅広い層が参加可能で、その結果は岡山県玉野市に実際に建築されることになります。4月30日現在で、すでに400件以上のエントリーがあり、応募は5月30日までです。これほどの関心を集める理由は、設計に関わった作品が実際に形になるチャンスがあることです。
コンペティションの目的
現代社会では、開口部や内部空間の自由度が重要視されています。これに応える形で、ヤマホンでは新たな耐震解析手法である「wallstat」を開発し、耐震性とデザインの両立を目指しています。木造建築においては、鉄骨と木質開口フレームの組み合わせが経済的かつ構造的に優れた選択肢であると考えられています。古来からの木造軸組建築の概念を尊重しつつ、資源を効率的に活用し、大規模な設計の拡張を可能にしています。
この技術を持つヤマホンと、新たな視点やアイデアを持つ若手建築家たちとのコラボレーションから、従来の枠を超えた作品が生まれることに期待がかかっています。
開催概要
- - テーマ:重力から自由になる家
- - 主催:ハレルヤプレミアムプラットフォーム本部(株式会社ヤマホン内)
審査員
- - 畑 友洋氏(畑友洋建築設計事務所)
- - 中川 エリカ氏(中川エリカ建築設計事務所)
- - 川西 敦史氏(川西敦史建築設計事務所)
- - 山本 佳彦(株式会社ヤマホン 代表取締役社長)
構造監修
- - 手塚 純一氏(J建築システム株式会社 代表取締役)
- - 中川 貴文氏(京都大学 生存圏研究所准教授)
応募資格・条件
両部門ともに、国籍を問わず個人またはグループでの応募が可能です。学生部門は2025年4月1日時点で専門学校や大学に在籍していることが条件で、建築士の資格は不要。フリーランス部門は1989年4月2日以降生まれの方が対象で、一級または二級建築士の資格が求められます。また、受賞者は実施時に自身の建築士事務所として登録することが必要です。
設計の制約条件
両部門とも、指定された敷地図面を使用する必要があります。対象となる敷地は4つあり、自由に選択可能です。基本的には木造軸組工法による設計が求められ、建築は実際に住まうことを考慮した設計である必要があります。
特にフリーランス部門では、従来の制約にとらわれず、挑戦的な作品としての提案が求められます。また、実際に建築されることを前提とした検討が必要です。
特典
受賞後は、実際に設計したプランが建築されることを目指します。学生部門では、デザイン監修者としてクレジットされる特典があります。受賞者には最優秀賞30万円、優秀賞10万円、審査員特別賞3万円が用意されています。
スケジュール
- - エントリー受付:2025年5月30日 15:00 まで
- - 作品提出期間:2025年6月13日〜30日 15:00 まで
- - 一次審査:2025年7月11日
- - 最終審査・表彰式:2025年9月6日
最終審査の様子はWEB配信され、一般の方も見学可能です。
応募方法
応募は特設サイトから行い、必要な情報を入力してエントリーします。作品はPDF形式で提出し、最終審査ではプレゼンテーション資料や模型などの提出が求められます。
詳細な情報については、ハレルヤプレミアムプラットフォーム本部にお問い合わせください。メールでのお問い合わせのみ受け付けています