江戸時代から続く「唐長」の400年の歴史
日本の伝統文化を象徴する存在、京唐紙屋「唐長」。創業から400年、この老舗ブランドは、世界からも高い評価を受けています。2023年に入ってからの特別なイベントとして、札幌で開催される「唐長400年歴史展」が注目を集めています。これは、札幌グランドホテルの別館で、1月26日と27日の2日間限定の展示会であり、京都と札幌をつなぐ貴重な機会となります。
400周年を記念した特別な展示
展示会では、唐長の長い歴史をもとに生み出された作品や、最新のコラボレーションが並びます。中でも、フランスの高級ブランドエルメスとの共同制作物が話題です。唐長は、江戸時代より続く技法と現代のデザインを融合し、特別な唐紙やアートパネル、ランプシェード、さらには南蛮七宝テディベアなど、多様なアイテムを展示し販売します。
唐長の唐紙は、単なる装飾品としてだけでなく、京都の世界文化遺産である二条城や桂離宮などにも使用されており、その伝統と技術は時代を超えて大切に受け継がれています。この展示会もその一部であり、訪れる人々がその魅力を直接感じ取れる場所となるでしょう。
受け継がれる手作りの技術
唐紙は、奈良時代に中国から伝わった技術に起源を持つと言われています。唐長では、その伝統的な手法を守り続け、すべての製品が職人の手によって作られています。使われる素材は、手漉きの高品質な和紙で、工業製品にはない独特の質感や色合いが特徴です。職人たちの目によるチェックを経て、一つ一つ丁寧に仕上げられる唐長の製品は、他にはない高級感を放っています。
展示会での特別な体験
札幌での展示会は、昨年の「札幌コレクション2018」の成功を受けて企画されました。選び抜かれた素材と洗練されたデザインが、参加者に感動を与え、2倍以上の来場者数を記録しました。この展示では、唐長の作品のみならず、その背景にある技術や歴史も感じられるよう、直接手に取って体験できることを重視しています。
さらに、展示会から得られる収益は、江戸時代から受け継がれてきた板木の修復に役立てる予定であり、伝統を未来へと繋げるための重要な役割を果たします。訪問者は、唐長の作品を通じて日本の伝統文化に触れ、技術を体感する貴重な機会となるでしょう。
唐長の魅力を感じに来てください
この特別な展示にぜひ足を運んで、『唐長』の歴史と美しさを感じてみてください。日本独自の文化が息づく場所であり、時間を超えた美しさを堪能できるでしょう。エルメスとのコラボ作品も展示され、贅沢な体験が待っています。この機会をお見逃しなく!
イベント概要
- - イベント名: 唐長400年歴史展<札幌コレクション2018>
- - 日時: 2019年1月26日(土)、27日(日) 11:00~18:00
- - 会場: 札幌グランドホテル1Fグランシェフ 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西4丁目
- - 入場料: 無料
プレス・一般お問い合わせは、唐長400周年製作委員会PR担当山瀬まで。
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