「Five Films For Freedom 2025」の魅力
2025年の春、英国のブリティッシュ・カウンシルが主催するLGBTQIA+をテーマにした短編映画祭「Five Films For Freedom」が、オンラインで無料で開催されることが決まりました。この映画祭は、3月19日から30日までの期間中に、世界中から選ばれた5本の短編映画を無料で視聴できる機会を提供します。
映画祭の背景と目的
「Five Films For Freedom」は、世界最大のLGBTQIA+映画祭である「BFIフレア・ロンドンLGBTQIA+映画祭」とパートナーシップを組んで行われ、LGBTQIA+コミュニティへの支援と啓発を目的としています。これまでに、200以上の国と地域で2600万人以上が鑑賞し、LGBTQIA+の権利や人権についての意識を高めてきました。
今年の短編映画5作品
1. 『ドラァグフォックス』(DragFox)
11歳のサムの前に、ドラァグの衣装をまとったキツネが現れます。このキツネは歌や踊りを通じて、彼の内面に潜むジェンダーアイデンティティの葛藤を解放する手助けをします。魅力的な声優には、イアン・マッケランやディヴィーナ・デ・カンポが名を連ねています。
2. 『朝まで生き延びたら』(If I Make it to the Morning)
受験生ツィイーがニューヨークの叔母の家に滞在する最後の晩、ある真実を告げたことから、緊張が走ります。思わぬ展開に彼女が直面する様子が描かれた感動的な短編です。
3. 『NGGAK!!!』
- - 監督: オクタニア・ハムダニ、ウィナー・ウィジャヤ
- - 上映時間: 8分
恋人同士のセカーとベビがオンラインゲームで楽しく遊んでいるなか、セカーの母からのお見合いの話が持ち上がります。この作品では、若い恋愛の葛藤と家族の期待が描かれています。
4. 『ウェイト、ウェイト、ナウ!』(Wait, Wait, Now!)
- - 監督: ラモン・テ・ワケ
- - 上映時間: 12分
二人の10代の友情が、アレックスの家にいる間のちょっとした冒険を通じて深さを増していきます。親がいない隙に、母の衣装を着て過ごす楽しい瞬間が綴られています。
5. 『私たちは歴史に名を刻む』(We'll Go Down in History)
- - 監督: キャメロン・リチャーズ、チャーリー・ティドマス
- - 上映時間: 25分
英国のトランスジェンダーサッカーチーム「TRUKユナイテッド」が、安全なコミュニティを築くための奮闘を描いたドキュメンタリーです。トランスヘイトの高まりの中、彼らが直面する課題とその克服のプロセスを追いかけています。
映画の視聴方法
これらの作品は、ブリティッシュ・カウンシルのYouTubeチャンネル(
こちら)で無料公開されます。ぜひ、期間中にご覧になって、LGBTQIA+コミュニティへの理解を深めてください。
最後に
「Five Films For Freedom」は、ただの映画祭ではなく、世界中のLGBTQIA+の人々やその支持者たちが集まり、連帯する重要なイベントです。このオンライン上映を通じて、多くの人が映画を通じた新たな視点や理解を得ることでしょう。ぜひ、そのメッセージを広げていきましょう。