学生たちの挑戦
2025-06-17 13:47:03

舞台表現プロジェクトSTEPが描く「死」の意味とは?学生たちの挑戦

舞台表現プロジェクトSTEPが描く「死」との向き合い方



追手門学院大学(略称:追大)は、茨木市に位置する大学で、学生たちが身近な社会問題に目を向けて表現する舞台プロジェクト、STEPを主催しています。このたび、同プロジェクトの第15回公演として「此処じゃない何処かへ」を2025年6月26日と27日の2日間、茨木総持寺キャンパスにて上演します。本作は、「死」と向き合う若者たちの姿をテーマにしたもので、観客に深く考えさせる内容となっています。

公演では、4つの異なる物語が語られますが、共通のテーマは「『死』とは何か」という問いです。

物語の概要



1作目「スーサイド・ステップ」


この作品では、自死を考える青年、イオリの物語が描かれています。イオリは不思議な住人たちが集まる一室に連れられ、自身の内面と向き合う旅に出ます。この体験を通じて、彼は「大人になるとは何か」を模索していきます。

2作目「反対運動」


この物語では、差別反対の声を上げる風変わりな少女ウヅキが主人公です。彼女と出会った女性が、対話を通じて差別の本質を問い直し、「差別とは何か」を共に探求します。

3作目「何が鬼と転ずるか」


季節外れに咲く桜の下で、少女テンカが不思議な青年と出会う物語。彼女は桜の美しさの裏に隠された恐怖と向き合い、人間の複雑な内面を描き出します。

4作目「バス流し」


間接的に人の死に関わった男女が、それぞれの罪を語り合い、「罪とは何か」というテーマを見つめ直します。彼らの体験が引き起こす心の葛藤が、観客に深いメッセージを届けます。

脚本について



この作品の脚本を手がけたのは、文学部3年の田村幸さんです。彼女は大学2年生の時に適応障害に苦しみ、この経験から「死」について考える機会を得ました。田村さんは、自らの苦しい経験をもとに、心の病を抱える人々の内面を4つの作品に反映させようとしました。

「適応障害を患ったとき、目の前に現れた『死』。軽視されがちな精神的苦痛を表現したい」と田村さんは話します。「人間の本質に触れるような劇を通して、観る人に何かを感じ取ってもらえれば嬉しいです。」


公演情報



「此処じゃない何処かへ」公演情報は以下の通りです。
  • - 日時: 2025年6月26日(木)18時45分、27日(金)18時45分
  • - 会場: 追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス 4階 A473教室(茨木市太田東芝町1-1)
  • - 料金: 無料
  • - 出演: 追手門学院大学 舞台表現プロジェクトの3年生から1年生までの学生29名
  • - 申込方法: 予約フォーム(こりっちチケット!)から予約できます。

この公演は、多くの方に観ていただきたい劇です。観客に深いメッセージを届ける作品を通じて、若者たちの挑戦を応援し、その思いを体感しましょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
学校法人追手門学院
住所
大阪府茨木市太田東芝町1-1登記上本店:大阪市中央区大手前1丁目3-20
電話番号
072-665-9166

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。