つくば市から発信するジェンダーレスファッションの挑戦
常識に挑む新たなファッションの形
つくば市に拠点を置く「JiProign(ジプロイン)」は、地域創生をテーマにしたモノづくりを行っています。特に、ジェンダーレスなオリジナルアパレルブランドを立ち上げ、「個性を愉しもう。文化は創造するモノ」という理念の下、多様性を服を通じて表現しています。今回、2023年春の新デザインを制作中で、ウェブ上でのリリースも予定されています。つくば市のトナリエつくば店では期間限定のポップアップストアも開催中です。
過去の経験が形作る新しいスタイル
幼少期から、自分の感覚が他人とは異なることを感じていました。他人が当然とすることに対して疑問を持ち、その答えを求めて図書館に通ったことが思い出されます。「なぜ男の子は泣いてはいけないのか?」や「女の子は赤が似合うのか?」といった様々な疑問に対して、自分なりの答えを探る旅が始まりました。
社会に出てからも、これらの疑問は消えず、「常識だろ」と言われることで思考が止まってしまうことが多々ありました。このような思考が、私の創造性の源泉であることに気づけずに、学生時代は過ぎ去りましたが、今思うと、その経験がジェンダーレスファッションのアイデアの礎となっているのです。
普遍的なファッションに懐疑を持つ
高校や大学時代に、多くのセレクトショップの新作に心ときめいた時期もありました。しかし、時が経つにつれ、普遍的なファッションには惹かれなくなり、何か特別なものを求めるようになりました。
この過程で、さまざまな文化や価値観に触れることで、「常識&非常識」や「常識の外にある常識」に気づくことができました。それは新しい価値観の原石であり、今後の社会に必要不可欠です。
ジェンダーレスファッションの可能性
「常識」とは何かを問いながら、私はワンピースとスカートに注目しました。これらのアイテムは、過去からの固定観念に囚われたスタイルから解放され、男性にも選択肢を与えるべきだと感じています。
周囲にこのアイデアを打ち明けると、しばしば奇異の目で見られました。「女装したいのか?」という反応もある中、私は挑戦の意義を感じました。各々の価値観が交わることで、新たな文化が生まれ、私たちの生活に色を加えるのです。
このアプローチは、ファッションの自由な発想を促し、ジェンダーにとらわれない新しいスタイルを提供します。
創造性の広がり
2020年には、社会状況が厳しい時期に行動を起こし、初めてオリジナルブランドとしてのジェンダーレス雑貨を開発しました。その後、ポップアップストアを通じて多くの方々と接する機会を得て、互いの価値観を深く理解できる喜びを感じました。
行動には常に「結果」が伴いますが、成功か失敗にこだわらず、次に繋げることが重要だと感じています。
最後に
トナリエつくば店でのポップアップストアは、実際に手に取れて楽しめる貴重な機会です。ぜひお立ち寄りください。
期間
- - 2月4日(土)・5日(日)
- - 2月11日(土)・12日(日)
- - 2月18日(土)・19日(日)
- - 2月23日(木)・24日(金)・25日(土)・26日(日)
場所
トナリエつくばQt1階フードコート横の特設会場
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