鴻池運輸の新挑戦
2024-10-18 16:39:32

鴻池運輸がインドの都市ガス事業に新たに挑戦

鴻池運輸がインドでの都市ガス事業に参加



鴻池運輸株式会社は、大阪ガス株式会社と共にインドの都市ガス事業へ新たに参画することを発表しました。この取り組みは、インドにおけるエネルギー需要の増加と低炭素化のニーズに応えるための重要なステップです。

インドのエネルギー需要の背景


インドでは、経済成長に伴いエネルギー消費が急増しています。政府は、環境対策として都市ガスインフラを整備し、天然ガス自動車(CNG車)の普及を進めています。都市ガス事業は、地域ごとに行われる入札を通じて進展し、落札した事業者には一定期間の排他権が与えられます。

大阪ガスの実績


大阪ガスは過去2回の出資を通じて、I Squared Capitalや住友商事、日本の交通・都市開発支援機構とともにインドでの都市ガス事業に取り組んできました。日本国内で培った技術やノウハウを活かし、現地での事業展開を加速させています。現在、事業エリアは南部に位置するAG&P事業と、北中部のThink Gas事業エリアに広がり、合計で約32万平方キロメートル、これは日本の約9割に相当します。

鴻池運輸の役割


鴻池運輸は2008年にインドでの拠点を開設して以来、鉄道輸送や医療関連事業などの多様な業務を展開してきました。都市ガス関連の業務についても、長年大阪ガスの都市ガス事業と協力し、その製造や輸送、設備管理に携わってきました。

今後、鴻池運輸はインドにおける都市ガス事業を拡大するため、物流やエンジニアリングの分野での貢献を目指します。これにより、大阪ガスが持つインフラ整備や営業のノウハウと、鴻池運輸の長年の経験が融合し、CNGステーションや都市ガス導管網の整備が進むことになります。

今後の展望


本事業の実現にあたっては、大阪ガスの子会社であるOSAKA GAS SINGAPORE PTE. LTD.が保有する日系コンソーシアムの株式を鴻池運輸が一部譲受する形で進められます。これにより、インフラ整備やエネルギーの低炭素化に貢献しながら、アジア市場への事業展開の加速を図ります。

鴻池運輸はインドを第二の創業地として位置づけ、現地のニーズに応じた事業拡大に取り組んでいます。この新たな挑戦を通じて、インドの利益を最大化しつつ、顧客の課題解決のため新しい価値を創出していく予定です。

まとめ


インドの都市ガス事業への参画は、大阪ガスと鴻池運輸の両社にとって、互いの強みを活かすだけでなく、インド市場での持続可能な成長へ向けた重要な一歩です。エネルギーの効率的な利用を促進することで、環境意識の高い社会を構築し、今後ますます進化していくインドのエネルギー政策に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
鴻池運輸株式会社
住所
大阪市中央区伏見町4-3-9
電話番号
06-6227-4600

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