壁画で結ぶ絆
2021-09-03 12:00:06

壁画ARTで結ぶ太平洋と日本の絆:Oceania Villageの取り組み

壁画ARTで結ぶ太平洋と日本の絆



2021年、東京竹芝広場にて展示された壁画ARTは、太平洋諸島と日本を繋ぐ強力なメッセージを発信しています。壁画のアーティストはKensuke Takahashiで、作品のサイズは横12メートル、高さ2メートル。このアートは、国際オリンピック委員会オセアニア部門(ONOC)によるOceania Villageの一環として公開されました。Oceania Villageは、オリンピックの期間中、日本と太平洋諸島の文化を広めるプロジェクトとして、17カ国からなるパートナーハウスを運営しています。

プロジェクトの背景と目的


当初、Oceania Villageでは東京2020オリンピックに際して、太平洋の夏祭りを開催する計画がありました。竹芝広場という抜群のロケーションを活かし、音楽ライブ、ダンス、映像パフォーマンスなど、多岐にわたるイベントを準備していました。しかし、世界的な新型コロナウイルスの影響で、その計画は変更されることに。壁画ARTという形を通じて、地域の文化を発信し、「太平洋と日本を繋ぐ」というテーマを持った作品にしようと決定しました。

壁画は、オリンピック開幕日からパラリンピック終了日までの間、展示されましたが、緊急事態宣言の延長により事前に計画されていたプロモーションは制限されました。それでも、この作品を通じて多くの人々に太平洋諸島への興味を持ってもらいたいという思いは強く残っています。

アートのテーマとメッセージ


壁画のテーマは「海は私たちを繋ぐもの」です。このフレーズは、新型コロナウイルスの影響で多くの国境が閉ざされた今でもなお、私たちの絆が続いていることを示しています。作品には、イルカやカメが描かれており、これらの生き物は太平洋の友好や調和の象徴ともなっています。特にカメは、長寿や良縁を運ぶ存在として、見る人々に希望を与える存在です。

Kensuke Takahashiの芸術


アーティストのKensuke Takahashiは横浜出身の壁画アーティストで、自由な発想力と高い技術を兼ね備えています。大規模な壁画をはじめ、飲食店のアートワークや各種イベントでのライブペインティングなど、幅広く活動しています。彼の作品は、日本国内外で評判となり、特に川崎市役所や横浜駅の壁画は注目を集めています。

未来の展望


Oceania Villageの壁画ARTは、単なるアートの枠を超えて、人々に新たな交流を促す重要な役割を果たしています。この壁画をきっかけに、日本と太平洋諸島との新しい関係が築かれ、未来に向けた希望の象徴となることが期待されます。私たちは、国境を越えて手を取り合い、共に進んでいくことができるのです。この作品の持つ力を多くの人々に知ってもらうことで、地域の文化や情報の交換が進んでいくことが願われています。

会社情報

会社名
一般社団法人 太平洋協会
住所
東京都港区赤坂8-1-32アジア会館3階
電話番号
03-3403-8474

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。