KSK LANDが進める新たなチャレンジ
マレーシアの不動産開発企業KSK LANDが、飲食業界の中小企業を対象にした「Platter Accelerator」プログラムを始動させました。このプログラムは、クアラルンプールの中心地に新設予定の「8 Conlay」内で、飲食店経営を希望する企業や個人に向けての全面的な支援を行うものです。応募は2023年7月下旬から開始され、参加者には金銭的なサポートや技術的支援が提供されます。
新しい味わいの創造へ
KSK LANDのマネージング・ディレクターであり、KSK GroupのCEOを務めるジョアンヌ・クア氏は、プログラムがもたらす可能性について語ります。「このユニークなプログラムはマレーシア国内だけでなく、日本を始めとする世界の市場への扉を開くものです。日本食はマレーシアにおいて非常に人気があり、日本からの応募にも期待しています。」と述べており、飲食分野での国際的なコラボレーションを促進したい考えを示しています。
支援内容
「Platter Accelerator」プログラムの参加者には、最大10万リンギットの金銭的サポートや、クアラルンプールの「Platter」内での出店の機会が提供されます。さらに、業界トップの専門家からの貴重なメンタリングも含まれており、マーケティング戦略やブランディング技術、さらには資金計画の作成方法についても指導が行われます。
クア氏は、「Platterの理念は、一体感を持ってクリエイティブな経験を創造することです。世界中のクリエイターが集まることで、が生まれます」と、意義深い体験創出への思いを語ります。
出店予定のPlatterについて
「Platter」は、8 Conlay内に設置される予定の体験型ダイニングホールであり、2021年に完成予定です。ここでは、出店者が自らのビジョンを具現化し、地域に根ざした飲食文化を構築することを目指します。参加者は、業務経験が最少で2年あり、損益計算書が赤字でないこと、事業成長の可能性を示せることなど、一定の基準を満たす必要があります。さらに、独自の料理コンセプトを披露できる創造性が求められます。
応募方法
応募を希望する方は、KSK LANDに直接連絡を取ることが推奨されます。詳細はメール(
[email protected])でのお問い合わせを受け付けているとのことで、担当者からの返信が期待されます。
KSK LANDについて
KSK LANDは2013年に設立された、マレーシアのKSK Group Berhadの完全子会社です。KSK Groupは、東南アジアで損害保険事業を展開しながら、マレーシアにおける不動産開発市場にも積極的に参加しています。8 Conlayプロジェクトは、不動産開発としての初事業で、未来志向のライフスタイルを反映したデザインと機能性追求がなされています。KSK LANDの取り組みは、地域経済の活性化とともに、国際的な視野を持った事業者の成長を支援することに繋がっています。