ミュージカル『アニオー姫』が再び登場!
2026年9月、KAAT神奈川芸術劇場にて新たな舞台が開幕します。それは、話題のミュージカル『アニオー姫』です。この作品は、ベトナムと日本の文化交流をクロスオーバーさせることで話題を呼んでいます。今回は、そのオーディションを通じて主役に決定した野心溢れる若者、ドー・ファン・ザ・ハンさんについてお伝えします。
ドー・ファン・ザ・ハンの才能
オーディションで選ばれたドー・ファン・ザ・ハンさんは、メインタイトル曲を生で披露し、その実力を証明しました。審査委員長の大山大輔氏は、彼女の表現力と歌唱力、そして魅力に太鼓判を押しました。ドーさんは、独学で音楽を学び続けており、3歳の頃からオペラ『オペラ座の怪人』の音楽に親しんできました。彼女の歌声は瑞々しさと力強さを兼ね備えており、まさに“現代のアニオー姫”にピッタリの逸材です。
二国間の架け橋となる舞台
『アニオー姫』の物語は、17世紀の大航海時代に生きた王女・玉華姫と日本の商人・荒木宗太郎の運命的な出会いから始まります。この物語では、彼らが愛を育みながら国境を越えていく様子が描かれ、最終的には時代の波に抗う姿がまさに見どころです。この作品を通じて、両国の文化を融合させ、次世代の舞台芸術交流をサポートするという意義が込められています。
文化交流の一歩
大山大輔氏は、「このオーディションが、ベトナムの若い才能を発見し、さらには日本とベトナムの架け橋となる舞台芸術の交流を推進するスタートとなる」と述べています。ドーさんは、日本語や日本文化を学びながら、ますます磨きをかけて舞台に立つ準備を進めています。また、彼女の出演は、ベトナムの音楽界における新たな波を引き起こし、次世代のアーティストたちへのインスピレーションとなるでしょう。
歴史と現代が交差する舞台
『アニオー姫』は、現代の観客に歴史の重みを伝えつつ、エンターテインメント性も兼ね備えています。キャストやクリエイティブチームには、優れた才能が揃い、ストーリーをより深く感じられるように演出されています。音楽は、チャン・マィン・フン氏が手掛け、華やかな舞台をより引き立てています。
公演情報とチケット情報
公演は2026年9月11日から28日まで、KAAT神奈川芸術劇場で行われる予定です。チケットの一般販売は2026年5月から開始予定で、詳細については公式サイトを確認してください。楽しみにしているファンたちにとって、待望の瞬間となることでしょう。
国境を越えた文化の融合を目指す『アニオー姫』。その作品が持つメッセージは、日本とベトナムの架け橋となることを願っています。彼女の歌声が日本の舞台にどのように響くのか、期待が高まるばかりです。