日立とアウディの協業
2019-05-17 11:00:14
日立オートモティブシステムズ、アウディの電気自動車に革新技術を提供
日立オートモティブシステムズがアウディにEV向けインバーターを供給
日立オートモティブシステムズ株式会社が、アウディの初の量産電気自動車「Audi e-tron」に自社のEV向けインバーターを採用されたニュースが入ってきました。この電動パワートレインシステムは、環境規制の厳しさが増す中で、電動車両の普及を後押しする重要な役割を果たしています。
「Audi e-tron」は、2基の電気モーターを搭載したフルサイズSUVで、電動4輪駆動システムによって優れた動力性能を発揮します。日立が提供するインバーターは、EV専用に特別に設計され、高出力密度を実現しています。それによって、ドライバーにとって魅力的な走行性能が実現されているのです。
特に、同社の新世代IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)の導入により、今回は従来のインバーターと比べて約160%もの高出力密度が達成されました。この技術革新は、より少ないエネルギーで高い効率性を実現し、電動車両の動力性能を最大化することに寄与しています。
環境への取り組み
世界的に環境に対する意識が高まる中で、電動車両の重要性がますます増しています。日立オートモティブシステムズは、自社の電動パワートレイン技術を強化し、他の自動車メーカーに向けたさらなる革新を目指しています。これにより、電動車両の市場での普及を進め、持続可能な未来に向けた貢献を目指しています。
自動車技術展での発表
日立オートモティブシステムズは、最新の技術を「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」に出展します。この展示は、5月22日から24日までの期間中、パシフィコ横浜で行われ、業界の最新技術やトレンドを紹介する貴重な機会となります。アウディとの協業における価値ある技術を感じることができるでしょう。
エコカーモードの未来
今後ますます厳しくなる環境規制への対応として、電動車両は選択肢ではなく必須となってきます。日立オートモティブシステムズの先進的なインバーター技術は、アウディの作品を背後で支えながら、他自動車メーカーにおいても応用されていくことでしょう。自動車業界は今後、ますます「電動化」の道を進んでいくと予測されます。
このように、日立オートモティブシステムズが革新をもたらしている事例は、環境問題への取り組みとテクノロジーの融合から生まれています。この業界の未来を迅速に形成する日立の姿勢は、引き続き注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
日立オートモティブシステムズ株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル
- 電話番号
-
03-4232-5300