メルカリのスキマバイトサービス「ハロ」、登録者数1,000万人突破の瞬間
株式会社メルカリが展開するスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」が、サービス開始から1年弱で登録者数が1,000万人を超えました。この劇的な成長は、スキマバイト需要が高まる中で新たな選択肢を提供する位置にある「メルカリ ハロ」の成果と言えるでしょう。
サービス開始からの急成長
「メルカリ ハロ」は、2024年3月6日にサービスがスタートして以来、たった1年で登録者数が1,000万人に達し、業界でも注目を集めています。この登録者数は、スキマバイトサービスのニュースでは非常にインパクトがあり、同時にパートナー店舗数も増加し、2025年1月末には15万店舗を超えるまでに成長しました。
この成長の背景には、スキマバイト市場自体の拡大があります。スポットワーク協会から発表されたデータによれば、スキマバイト登録者の数は約3,200万人に達し、メルカリ ハロはその6割をしめる新規登録者を獲得しています。
収入の新たな選択肢
多くの人々が生活費や応募先の選択肢を広げるため、スキマバイトの利用を検討しているのが現状です。スキマバイトは、特に物価の高騰や働き方の多様性ニーズの高まりに呼応して急成長しています。この傾向は今後も続くと思われ、今年度から「年収103万円の壁」が見直され、ハイブリッドな雇用形態が広がる見込みです。実際に「メルカリ ハロ」のユーザーに聞いたところ、約60%が「年収の壁が引き上げられたらスキマバイトを増やしたい」と回答しています。
サービスに寄せられる期待
「メルカリ ハロ」のクルーの中には、スキマバイト初心者が55%を超えるなど、敷居が低いことが利用者増加の要因となっています。求人の約80%が未経験者歓迎で、使い慣れたフリマアプリ「メルカリ」から簡単に応募できることも魅力の一つです。そして登録者の年代も幅広く、20代から50代以上まで均等に分布しています。
また、「メルカリ ハロ」を利用する約80%の人が他に仕事を持ち、副収入として活用していることも特徴的です。多くの人が短時間のシフトを選び、忙しい合間にも利用しやすいサービスとして定着しています。
新たな求人連携と今後の展望
最近、メルカリは株式会社ベネッセキャリオスとの求人連携の基本合意を締結しました。これにより、ベネッセキャリオスが運営する「キャリオス1DAY」の介護や医療関連の求人が「メルカリ ハロ」にも展開され、より多様な仕事の選択肢が広がることになります。
今後、この連携によりメルカリ ハロのクルーは、追加の手続きなしで幅広い分野のスキマバイトに応募できるようになると期待されています。
まとめ
メルカリの「ハロ」サービスは、今後ますます多様な働き方の選択肢を提供することが期待されます。特に、介護・医療業界の求人が充実することで、より多くの人々が自分のライフスタイルに合った働き方を見つけることができるでしょう。メルカリが目指す「だれでも、すぐに、かんたんに」というコンセプトが実現され、より多くの可能性を確認できる未来に期待が膨らみます。