大人気アイドルIVEのウォニョン氏が愛読する哲学書が日本上陸
韓国で人気のあるK-POPグループIVEのチャン・ウォニョン氏が愛読する話題の書籍『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』が、このたび日本で発売されました。著者は韓国のカン・ヨンス氏で、翻訳は吉川南氏が手がけています。この書籍はすでに韓国で60万部を売り上げ、哲学ブームを起こした名著として知られています。
新たな視点で幸せを考える
本書は、韓国での哲学的思想の影響を受けている若い世代に特に支持されており、Z世代を中心に共感を呼んでいます。本書はもともと「40歳で読むショーペンハウアー」というテーマで書かれましたが、ウォニョン氏がYouTubeチャンネルで「私は20歳で読んでおきたい」と語ったことで、より多くの若者の興味を引くこととなりました。また、俳優のハ・ソクジン氏もテレビ番組で一部を朗読し、多くの人々に影響を与えました。
ショーペンハウアーは、様々な欲望を抱える人間の性を見つめ、真の幸福は「何かを求めること」ではなく「求めないこと」にあると説いています。SNSやインターネットが普及した現代、周囲の人と自分を比べるという状況がさらに深刻化しています。本書は、そんな時代に自分自身の幸福を見つけるための「人生に効く30の処方箋」を提供しています。
幸せに生きるための教え
本書では、ショーペンハウアーの哲学を「苦痛に満ちた人生」を幸せに生きるための具体的な指南として解説しています。各界の著名人からも絶賛されており、作家・ミュージシャンの尾崎世界観氏は「これまで一体自分が何に躓いていたのかがわかった」と高く評価し、哲学者の谷川嘉浩氏も「微妙に不安や焦燥感がぬぐえない人は、一人残らず手に取ったほうがいい」と絶賛しています。
書籍の詳細
本書は5つの章に分かれ、読者が自分自身の人生を見つめ直し、幸福を見つけるための手助けをしています。具体的には、以下のテーマが取り上げられています。
1.
なぜ、人生はつらいのか - 人生の苦痛についての真理
2.
なぜ、あるがままを認めるべきなのか - 自信の重要性
3.
何をもって内面を満たすべきか - 幸福の本質
4.
どんな人間として生きるべきか - 人間関係の在り方
5.
どこに幸福を見いだすべきか - 人生の幸福感の探求
また、著者カン・ヨンスは高麗大学の哲学研究所で研究を行っており、その実績も豊富です。彼が書いた本書は、哲学的な視点から現代社会で感じる苦しみを解消し、幸せな人生を送る手助けとなることでしょう。訳者の吉川南氏も、多くの書籍を手がけてきた実力派です。
おわりに
『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』は、哲学に興味があるすべての人々に読んでもらいたい一冊です。日々の生活において抱える悩みや不安を少しでも軽減するためのヒントが詰まった、この本を通じて自己を見つめ直し、真の幸福を見出すことができるかもしれません。ぜひ手に取って、新たな視点から人生を考えてみてください。