2024年11月2日、浅草に新たにオープンする日本酒体験施設「WASAKE Sake Experience」は、世界中の訪問者に日本屈指の酒文化を体験する機会を提供することを目的としています。運営するのは「豊洲社中株式会社」で、同社は日本酒の魅力を広めるために様々な体験メニューを用意しています。
豊洲社中の背景
豊洲社中は「日本の美味いものを共に世界へ」というミッションのもと、2024年1月に設立されました。日本の食文化を世界に発信し、特に日本酒の魅力を広めるための様々な施策を展開していく意向を持っています。浅草という観光地を選んだ理由は、訪日外国人が多く集まり、日本の伝統や文化を求める場所だからです。
施設の特徴
「WASAKE Sake Experience」は、日本酒に関する4つのサービスを提供します:
1.
体験 - 日本酒にまつわる各種体験が行われ、特に他の施設では味わえないユニークな体験が準備されています。
2.
試飲 - セルフ式の試飲コーナーと有人カウンターでの試飲が可能で、約50種類の日本酒を楽しむことができます。
3.
酒販 - 試飲した日本酒をその場で購入できるほか、お土産に最適な商品が揃っています。
4.
物販 - 日本酒関連の商品や酒器が販売され、顧客の多様なニーズに応えます。
体験メニューの詳細
「定番体験」では、日本酒づくりにまつわる体験をはじめ、日本酒の楽しみ方や地域ごとの特産物を身近に感じることができます。たとえば、酒米と飯米で作ったおにぎりの食べ比べや、酒造りの仕込み水を使ったコーヒー体験など、さまざまなユニークな体験が用意されています。また、定期的に行われる「スペシャル体験」では、和菓子や寿司作りを日本酒と一緒に楽しむことができます。
オープニングイベント
オープン初日には、鏡開きイベントが予定されており、先着100名には振る舞い酒も用意されています。特別な体験を通じて、日本酒文化を深く理解しながら、訪れる人々が楽しむことができる機会です。
文化への想い
「WASAKE」という名には、和を大切にする日本の精神を表現しており、日本酒は古来から神聖な飲み物として、神様と人をつなぐ役割を担ってきました。この施設は、そうした日本酒の文化を広める発信基地でありたいと考えています。
浅草の中心、行き交う観光客にとって新しい魅力となることでしょう。今後も、日本酒の素晴らしさやそれにあたる体験を、国内外の人々に伝えていくことを目的とした「WASAKE Sake Experience」。お酒が持つ深い歴史と文化を是非体験しに訪れてはいかがでしょうか。