山口晃の美意識が息づくクレドールの限定モデル登場
日本の高級時計ブランド、クレドールが名画家・山口晃氏とのコラボレーションによる特別な限定モデルを発表しました。この美しい時計は、2023年8月8日から販売され、国内でわずか15本しか生産されない希少性を備えています。希望小売価格は3,300,000円(税込)で、クレドールと山口氏の独自の美意識が融合した作品として、多くの人々の関心を集めています。
特別コラボレーションの背景
クレドールは1974年に誕生した日本発の高級ドレスウオッチブランドで、日本の伝統工芸を取り入れた腕時計を数多く展開しています。一方、山口晃氏は日本の伝統的な絵画技法を用い、独自のスタイルで現代的な視点から独創的な作品を表現しています。この二者の協業により、日本の美や文化が新たな形で具現化されたのです。
デザインのコンセプト
新作のデザインコンセプトは「数寄メカニカル」。この時計のデザインは、機械式時計の重要な部品である「てんぷ」に着目しており、その動きからインスピレーションを受けています。特に、ダイヤルの6時から9時の位置にスケルトン仕様が取り入れられ、見る者に生命の息吹を感じさせる工夫が施されています。
さらに、ダイヤル全体に施された切り抜き形状も、何か新しいものが生まれる瞬間のエネルギーを表現しています。これは、クレドールのブランド誕生50周年を祝う象徴的なデザインでもあります。
独自の視覚効果と菱文様
山口氏は、時計のインデックスのデザインにも独自のアプローチを試みています。日本画の美的要素である菱文様を用い、ダイヤルに奥行きを持たせつつ、見る者に新しい視覚効果を提供しています。合計11種類のインデックスが立体的に配置され、その光の入り具合によって反転現象を引き起こす美しいデザインとなっています。この独特の構造は、まるでだまし絵を見ているかのような感覚を与えてくれます。
裏ぶたのデザインにも込められた思い
時計の裏ぶたにも一工夫があります。テンプの動きを月に見立て、その周りには秋のススキが広がる様子が描かれています。このデザインは、季節感を感じさせると同時に、全体の輝きを引き立てる効果もあります。山口氏の落款印も刻印されており、彼のファンにとっては特別な意義を持つディテールとなっています。
クレドールのエレガンス
クレドールは、毎回の作品で日本の美意識や匠の技を昇華させ、最高の品質を求めることに注力しています。新作は、その名に恥じないエレガンスを備え、手にした人の心を満たすことでしょう。日本の美と技術が結実したこの時計は、腕時計を超えたアートピースとしても評価されています。
山口氏のプロフィール
山口晃氏は1969年に東京で生まれ、群馬県桐生市で育ちました。東京芸術大学の大学院を修了し、多様な表現手法で作品を創作しています。最近では、2023年にメトロポリタン美術館に作品が収蔵されるなど、国内外で高く評価されています。彼の独特の視点で描かれる作品には、伝統と現代の融合が見事に反映されています。
この特別なコラボレーションによるクレドールの新作は、ファッションや腕時計の枠を超えた魅力を持ち、見る人々の心を引きつけてやまないことでしょう。美しさと機能性が両立したこの時計は、高級時計の新たな基準を提示しています。
商品情報
- - 品番: GCBD997
- - 希望小売価格(税込): 3,300,000円
- - ケース: ステンレススチール
- - ストラップ・中留: クロコダイル・三つ折れ方式中留(ステンレススチール)
- - ガラス: サファイアガラス(内面無反射コーティング)
- - 防水性能: 日常生活用防水
- - ケースサイズ: 外径38.0mm(りゅうず含まず)、厚さ8.4mm
- - 限定数量: 15本
- - 発売日: 8月8日
クレドールの公式ウェブサイトでさらに詳しい情報の確認も可能です:
クレドール公式サイト