ホームネットが株式会社つなまものを子会社化
2024年10月31日、ホームネット株式会社が株式会社つなまものの全株式の90%を取得し、新たに子会社として迎え入れたことが発表されました。この動きは、高齢者の生活支援や終活支援を強化するための重要な一歩です。
背景と目的
高齢社会に向けた支援がますます必要とされる中、ホームネットグループはこれまで、高齢者の安全と安心を見守るサービスを幅広く提供してきました。自動音声による安否確認サービス『見まもっTEL』や、IoT技術を活用した『HNハローライト』など、一人暮らしの高齢者にとっての新たな暮らしのサポートを提供するための取り組みが進められています。
一方、株式会社つなまもでは、見守りとデジタルエンディングノートアプリ《つなまも》を通じて、高齢者の支援に特化した価値あるサービスを展開しています。このアプリは、日常の安心を提供するだけでなく、高齢者が大切に思う情報をデジタルで保持できるよう支援しています。
シナジーの創出
今回の子会社化により、ホームネットとつなまものが持つ技術やサービスが統合されることで、見守りサービスの質が一層向上することが期待されています。2社が協力し合うことで、超高齢社会のニーズに対応するための新たなソリューションを生み出し、高齢者の生活、さらには地域全体の福祉向上につなげることを目指しています。
会社概要
株式会社つなまも
- - 設立:2019年11月
- - 本社所在地:東京都中央区銀座六丁目13番9号
- - 代表取締役:小林裕幸
- - 資本金:12百万円
- - 事業内容:危機管理データベースサービス『つなまも』の開発・運営
ホームネットグループ
- - 設立:1991年12月(ホームネット㈱)
- - 本社所在地:東京都中野区中野2-24-11 住友不動産中野駅前ビル
- - 代表取締役:藤田 潔
- - 資本金:100百万円
ホームネットグループは、家賃債務保証サービスを通じて高齢者の住まいをサポートするだけでなく、地域密着型の見守りサービスやICTを利用した生活支援、家財整理や葬儀相談に関する終活支援にも取り組んでおり、厚生労働省の提唱する「地域包括ケアシステム」の実現に寄与しています。
今後も両社の連携により、地域に根ざした新しい高齢者支援の形が見えてくるでしょう。さらに顕著な進展が期待される中、私たちもその成果を見守っていきたいと考えています。