ベライゾンが荏原製作所のセキュリティ強化に寄与
ネットワークおよびセキュリティの領域でのリーダーシップを誇るベライゾンジャパン合同会社(以下、ベライゾン)は、株式会社荏原製作所(以下、荏原)に対して、独自のマネージド型セキュリティ情報管理サービスであるMSIEMの導入を発表しました。これにより、荏原製作所とそのグループ会社は、グローバルなサイバーセキュリティ対応能力の強化を図ることが可能になります。
MSIEMは、既存のセキュリティ体制をさらに強化するためのイベント監視サービスで、顧客企業の内部にあるSIEM(セキュリティ情報およびイベント管理)ソリューションとベライゾンのセキュリティ機能を連携させます。この連携により、企業は今後のセキュリティニーズに合わせた拡張が可能になるほか、より高度な監視とデータ分析が実現します。ベライゾンのセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)が、顧客のSIEM内で集められたデータや分析結果を活用し、迅速なインシデントのエスカレーションが可能です。
荏原製作所の実績とセキュリティ強化の背景
荏原製作所は1912年に設立され、ポンプや送風機、コンプレッサ、タービンなどを生産し、さまざまな分野で社会と産業の発展に寄与してきた企業です。グローバルに117社を展開し、従業員数は約19,629名にのぼります。近年、サイバー攻撃が増加する中、同社は全世界でのサイバーセキュリティ強化を目指しており、ISMSやCIS Controlsに基づく取り組みを推進しています。特に、2024年の「データ漏洩/侵害調査報告書(DBIR)」では、サードパーティの関与によるリスクが増大していることが指摘され、それに対抗するための措置が急務となっています。
サイバーセキュリティの現状とMSIEMの重要性
現在、サイバーセキュリティは企業にとって避けて通れない課題です。特に、外部からの脅威が増加しており、企業は安全性を保つためにさらなる対策を講じる必要があります。これに対応するため、ベライゾンのMSIEMは、最新の脅威インテリジェンス情報を活用する機能を提供し、サイバーインシデントを24時間体制で監視します。これにより、荏原製作所は国内外のセキュリティインシデントにも迅速に対応できる体制を構築することができます。
エグゼクティブコメントによる期待の表明
荏原製作所の情報通信統括部の部長である千葉一機氏は、「グローバル全体でのサイバーセキュリティの強化を図るために、ベライゾンに期待しています。彼らは優れた脅威インテリジェンスを持っており、私たちの重要な施策の中核を担っています。」とコメント。この取り組みが、同社の技術力を向上させ、利害関係者に対する信頼性を高めることに寄与することが期待されています。
また、ベライゾンビジネスのアジア太平洋地域担当バイスプレジデントであるロバート・ル・バスク氏は、「荏原製作所の技術が安全であり続けるためには、我々の脅威ハンティングツールが不可欠です。サイバーインフラを守るため、最前線で活動していきます。」と強調しました。
結論
この新たなセキュリティサービスの導入により、荏原製作所は、より強固な情報セキュリティの体制を築き上げ、外部からの脅威に立ち向かう一歩を踏み出しました。今後のセキュリティに関する取り組みにも注目が集まります。
ベライゾンに関する詳細は、公式ウェブサイトをご確認ください。