東邦ガスとIGPVPがLuupに出資
2024年、新たなシェアリングサービスの時代を拓くため、東邦ガス株式会社とイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社(IGPVP)が共同運営する「シン・インフラ ファンド by TOHO GAS」が、マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開する株式会社Luupに出資することが発表されました。
Luupとは
株式会社Luupは本社を東京都品川区に置き、電動キックボードや電動アシスト自転車などの小型モビリティを提供する企業です。その主なミッションは“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”ことであり、各都市でのシェアリングサービスを展開しています。現在、15,500箇所以上のポートを設置し、アプリダウンロード数は500万を突破しており、国内最大級のシェアリングサービスを誇ります。
シン・インフラファンドの概要
「シン・インフラ ファンド by TOHO GAS」は、2024年12月に設立され、運用期間は10年、運営規模は50億円です。ファンドの運営を担っているIGPVPは、時代に合わせたイノベーションの中心となることを目指し、様々なスタートアップに投資を行っています。今回の出資では、Luupの洗練されたオペレーションと高密度に設置されたポートに基づく利便性の高さ、そして将来的なインフラとしての成長の潜在力が評価されました。
シェアリングサービスの重要性
近年、環境問題や交通渋滞が深刻化する中、マイクロモビリティのシェアリングは持続可能な移動手段として注目を集めています。これにより、都市の交通問題を緩和し、移動の利便性を高めることが期待されています。Luupのサービスを利用することにより、個々の移動や環境に優しい選択肢が提供され、より快適な都市生活が実現されます。
東邦ガスの事業展開
東邦ガスは1922年に設立され、長年にわたり地域社会とともに成長し続けているエネルギー事業者です。「シン・インフラ」という考え方のもと、ガスや電気の供給に加えて、地域の必要に応じた新たな商品やサービスの共創に取り組んでいます。このファンドは、国内スタートアップ企業との連携を進め、今後の地域社会の発展に貢献することを目指しています。
IGPVPのビジョン
IGPVPは、既存産業と新産業の融合を推進することで未来の社会を創り出すことを目指しています。「CENTER OF SYNERGY」というブランドステイトメントのもと、さまざまなファンドを運用し、スタートアップと共にイノベーションを促進しています。今回の出資は、その一環として位置づけられており、Luupとの連携により新たな価値を生み出すことが期待されています。
まとめ
東邦ガスとIGPVPによるLuupへの出資は、シェアリングサービスのさらなる拡充に向けた重要な第一歩です。この取り組みを通じて、地域社会の生活環境を向上させ、持続可能な未来を築く解決策が見出されることを期待しましょう。