オールインクルーシブ宿泊の実態とは?
最近、旅行業界で注目を集めている「オールインクルーシブ」。宿泊料金に食事やドリンク、アクティビティがすべて含まれているこのスタイルは、特にリゾート地での導入が進んでいます。しかし、日本国内での実際の浸透度や利用状況はどうなっているのでしょうか。阪急交通社が全国で実施した調査の結果をもとに、オールインクルーシブの現状を詳しく見ていきます。
認知度と利用状況
阪急交通社が行った調査では、全国の20代以上を対象に「オールインクルーシブ」という言葉を知っているか、その内容を理解しているかを尋ねました。その結果、全体の24%が「言葉も意味も知っている」と回答しました。加えて、16%が「言葉は知っているが詳しい意味はわからない」とし、10%が「聞いたことはあるが意味は知らない」と答えました。このことから、オールインクルーシブに対する聞き覚えがある人は半数以上となっている一方、50%の人は全く知らないという結果も見られ、認知度が二分されていることが明らかになりました。
実際の宿泊体験
次に、オールインクルーシブ宿泊施設の利用状況を確認したところ、32%の人が「オールインクルーシブのホテル・旅館」に宿泊した経験があると回答し、実に3割以上がこのスタイルを経験していることがわかりました。一方で、オールインクルーシブ以外のホテル・旅館を利用したことがある人は47%で、こちらも高い割合となっています。年齢別に見ても、20代の約50%がオールインクルーシブの宿泊経験があることが判明しました。
宿泊体験の感想
次に、実際にオールインクルーシブの宿泊施設を利用した人々の声を聞いてみました。
- - 「追加料金なしでラウンジのドリンクやおつまみを楽しめたことが良かった。リッチな気分になれた。」(50代男性)
- - 「アルコールや軽食が無料なのは得をした気分で嬉しい。」(70代女性)
- - 「宿泊費が明確で、旅行の予算が立てやすいのが良い。」(70代男性)
- - 「滞在中に追加料金を気にせず、リゾートや温泉を満喫できた。」(30代男性)
これらの意見からもわかるように、多くの宿泊者が「リッチな気分を味わえた」や「追加料金を気にせず楽しめた」といった高い満足度を示しています。
欲しいサービス
オールインクルーシブで求められるサービスにはどのようなものがあるのでしょうか?調査では、「基本料金に含まれていると嬉しいサービス」を尋ねたところ、以下のような結果が得られました。
1. ソフトドリンク飲み放題(58%)
2. リラクゼーション施設利用(46%)
3. 貸切温泉利用(41%)
特に「ソフトドリンク飲み放題」は、多くの層から支持されており、年代や性別を問わず人気です。また、日常からのリフレッシュができるリラクゼーション施設や貸切温泉の利用も高評価です。
これからの注目
今後も「オールインクルーシブ」の宿泊サービスはさらに注目されるでしょう。満足度が高く、ニーズを捉えたサービスを提供するオールインクルーシブの施設が増え続けているからです。阪急交通社でも、オールインクルーシブの宿泊を含むツアーが数多く取り扱われているので、興味がある方はぜひ確認してみてください。
皆さんも、この新しい宿泊スタイルを体験してみてはいかがでしょうか?