日本の伝統工芸とデニムの融合
岡山県で作られるデニムの美しさと、千年以上の歴史を誇る西陣織が見事に融合した「和デニムリングベルト」が、11月15日(水)の着物の日にオンラインストアで販売開始されます。この新しいアイテムは、独自のデザインと伝統的な技術が交差した唯一無二の存在となっており、多くの人々にその魅力を届けることが期待されます。
3つのこだわり
1. 西陣織の美しさ
西陣織は、平安時代から続く日本の伝統工芸品であり、色とりどりの糸を使って織り上げられる美しい紋様が特徴です。その歴史は1200年に及び、通常の織物に比べて圧倒的に多くの色を使用し、華やかなデザインを生み出します。和デニムでは、西陣織の魅力を生かした七宝柄を採用しており、日常使いにも適したデザインに仕上げています。この七宝紋様は、京都西陣の職人によって丁寧に製作された、完全オリジナルのものです。
2. 七宝紋の意味
七宝紋は、円形を重ね合わせた連続模様で、縁やつながりを象徴しています。この文様には「円満」や「調和」といった願いが込められており、人との出会いや結びつきを大切にするメッセージが隠されています。和デニムはこの紋様を採用し、人との良い縁ができることを願っています。
3. サステナブルなデニム
和デニムリングベルトには、Peiner Blueのサステナブルデニムが使用されています。これは、岡山で生まれるデニムの廃棄予定の生地を再利用し、環境への配慮がなされた素材です。この取り組みは、持続可能なファッションを推進する一環として、多くの愛好者に支持されています。
和デニムのフィロソフィー
和デニムは、日本の伝統文化を未来に継承し、国内外に発信することを目指しています。また、収益の一部をNPO団体に寄付することで、着物文化の発展にも寄与しています。さらに、不要になった和デニムを取り戻し、必要とされる国々に寄付することで、伝統文化を世界に広める努力を続けています。
西陣織の現状
伝統工芸品である西陣織は、時代の流れと共に厳しい状況に置かれています。明治維新以降、洋式の衣服が普及したため、出荷金額は過去30年で90%も減少しました。また、技術者の高齢化が進んでおり後継者不足が懸念されています。このような背景から、西陣織の生産量を上げるためには、日常的に洋服として取り入れることが重要です。
伝統文化を未来へ
和デニムは、デニムという一般的な素材に西陣織を融合させることで、今までにない新しい形で伝統文化を受け継いでいます。2023年には京友禅とのコラボレーションジーンズも発売し、ますます多くの人々に文化を身近に感じてもらえるよう努めています。
和デニムのオンラインストアでは、リングベルトだけでなくさまざまなアイテムが紹介されているので、ぜひ一度訪れてみてください。
和デニムオンラインストア
リングベルト商品ページ