新潟国際自動車大学校の学生がもてぎでのレースに挑戦
2024年9月7日、新潟国際自動車大学校のモータースポーツ科に在籍する学生たちが、栃木県にあるモビリティリゾートもてぎで開催された「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 第4戦 もてぎスーパー耐久 5Hours Race」に参加しました。これは、学生たちにとって貴重なインターンシップの機会でもありました。
スーパー耐久シリーズとは
スーパー耐久シリーズは、市販車を改造した自動車による耐久レースであり、日本国内で最大規模を誇ります。新潟国際自動車大学校のモータースポーツ科の学生3名は、ST-5クラスのホンダフィットのメカニックとしてレースに参加しました。この機会に、学生たちは実際のレース現場でのメカニックの役割を実体験として学ぶことができました。
レース当日の様子
レースでは、様々なトラブルが発生しました。燃費管理の難しさや、時には燃料不足によるドライバー交代の必要、エンジントラブルなど、想定外の事態が続きました。しかし、学生たちは元々身につけていた知識や技術を活かし、チームをサポートしました。最終的には11位という成績で完走し、自らの成長を感じるとともに、チームワークの大切さを実感しました。
プラクティカルな学び
モータースポーツ科の門奈さんは「観客としてではなく、メカニックとして現場に立ち会えたことで、レースの裏側の役割を実際に体験できたことはとても貴重な経験でした」と述べています。このような体験は、今後の学びや就職後のキャリアに大いに役立つことでしょう。彼女の言葉には、現場での緊張感や充実感が垣間見られました。
専門学校の特徴
新潟国際自動車大学校は、自動車業界で活躍するための専門知識を身につけることができる教育機関です。60〜80%の実習時間が設けられ、実践的な技術を学生時代からしっかりと学ぶことが可能です。校内には認証整備工場の機能を有する施設もあり、学生たちは多くの実践的な経験を得るチャンスがあります。また、国家資格の合格率は10年以上100%を誇り、業界内でも高く評価されています。
NSGグループの役割
この専門学校は、NSGグループが運営しています。NSGグループは教育事業を中心に、医療、福祉、スポーツなど多岐にわたる分野で活動している企業グループです。地域への貢献と人々の生活の向上を目指して取り組んでいることから、学生たちにも幅広い視野と実践力が養われています。新潟国際自動車大学校は、こうしたNSGグループの強みを生かし、学生の成長に寄与しています。
この経験を介して学生たちは、より深い理解と実務的なスキルを身につけ、将来の自動車業界でのキャリアに繋げていくことが期待されます。