山形の農業機器メーカーが「家族参観」を開催し新入社員の成長を共有

新入社員の成長を祝う特別な日

山形県天童市に本社を置く株式会社山本製作所は、2025年6月27日（金）に新入社員の「家族参観」を開催します。創業1918年のこの企業は、農業や環境に関連する機器の製造・販売を行い、地域に密着した信頼を築いてきました。この特別なイベントは、新入社員が入社から3か月の成長を家族に見せる機会として10年以上続いています。

家族参観の目的と意義

新入社員が自身の成長を発表する場を設けることによって、参加する家族が抱く不安を誇りに変えることを目指しています。特に、卒業後すぐに社会に出る若者にとっては、最初の数か月は職場や仕事についての不安が大きいものであり、保護者にとっても理解できない職場環境への心配がつきまといます。株式会社山本製作所は、こうした家族の不安を少しでも軽減し、安心して子どもを預けられる環境であることを伝えるために、このイベントを開催しています。

当日は、以下のような活動が行われます。

- 会社紹介プレゼンテーション
- 3か月の研修成果の発表
- 新入社員によるオフィス・工場・展示場のガイドツアー

昨年の様子と反響

昨年の家族参観の様子は、TikTokで30,000回以上の再生回数を記録するなど、多くの注目を集めています。新入社員たちは、自身の言葉で日々の研修内容や仕事に対する思いを語り、家族に直接伝えます。その姿は、保護者にとっても特別な感動をもたらす瞬間です。昨年参加した新入社員は、「入社直後は不安でいっぱいだったが、家族を案内することで自信が持てた。感謝の気持ちが溢れた特別な日だった」と振り返りました。

また、一人の保護者は、「娘が会社での成長を見せてくれ、感動した。子どもが成長する姿を見ることができて嬉しかった」と語ります。このように、家族参観はただのイベントではなく、親子の絆を深め、生涯の思い出を作る貴重な機会といえるでしょう。