東邦ガスエナジーエンジニアリング、奨学金返還支援制度を導入し働きやすい環境を提供

東邦ガスエナジーエンジニアリング、新たな試み

東邦ガスエナジーエンジニアリング株式会社（愛知県名古屋市）は、2025年8月より『奨学金代理返還支援制度』を開始することを発表しました。この制度は、奨学金返還に苦しむ社員に対し、最大120万円のサポートを提供し、安心して働ける環境を作ることを目的としています。

奨学金返還の現状

独立行政法人日本学生支援機構の近年の調査によると、現在の大学生や大学院生の半数以上が奨学金を利用しています。また、当社の社員からも奨学金返還に伴う経済的・心理的な負担についての声が多く寄せられており、それを軽減するための施策が求められていました。そこで導入されたのがこの新制度です。

制度の概要

この奨学金代理返還支援制度の対象となるのは、次の二つの条件を満たす正社員です。
1. 奨学金の返還を開始する見込みの社員。
2. 現在奨学金の返還中で、返還を開始した月から10年以内の社員。

この制度の最大の特徴は、月額1万円のサポートを受けられることです。契約期間は最長10年間で、合計で最大120万円の返還が可能です。また、支援は当社から直接、日本学生支援機構に行われるため、社員は手続きを煩わされることなく安心して利用できます。

奨学金制度の意義

この制度は、社員の経済的な負担を軽減するだけでなく、心理的な安心感をも提供するものです。奨学金の返還が始まる時期は多くの若者にとって新たな生活のスタートであり、その負担を軽減することは、より充実した社会人生活を支援する大きな一歩です。

社員の反響

この制度は、2025年7月から一部社員への先行導入が始まりますが、早くも多くの社員から期待の声が上がっています。具体的には、奨学金返還を心配する社員が、業務に集中できるようになるとの意見や、定職に就くことへの不安が軽減されるとの意見が寄せられています。

会社概要

東邦ガスエナジーエンジニアリング株式会社は1985年に設立され、愛知県名古屋市に本社を置いています。都市ガス設備の設計や施工、メンテナンスをはじめとし、多岐にわたるエネルギー関連のサービスを提供しており、株式会社東邦ガスの100%出資企業です。

従業員数は506名（2025年6月1日現在）で、現在も成長を続けています。このような新しい福利厚生制度の導入により、より多くの優秀な人材を引き寄せ、維持することが期待されています。