親子自転車利用とヘルメット着用意識の変化
子ども乗せ自転車を利用する親たちのヘルメット着用意識が日々進化しています。おやこじてんしゃプロジェクトによると、2023年の道路交通法改正を受け、今までは大人のヘルメット着用意欲が伸び悩んでいた中、今回は約70%の保護者が「自分もヘルメットを被りたい」と回答したとのこと。これは、親がまず自らを守るという意識が高まりつつある証です。
調査の背景
子どもを乗せた自転車は、親にとって重要な交通手段であり、子どもの安全を最優先に考える必要があります。しかし、親自身の安全意識が後回しにされがちです。2022年に行った調査では、約70%の保護者が「今後もヘルメットは着用しない」と答えるなど、意識の低さが浮き彫りになりました。
とはいえ、2025年の調査ではその意識が一変。約60%が「購入・着用予定」と回答し、「すでに着用」している人もわずかながら増加。ただの流れではなく、確実に意識が上昇していることが示されています。
親の意識が変わった理由
なぜ親たちのヘルメット着用意欲が高まったのでしょうか。アンケートを通じて得られた意見の中には、以下のような声がありました。
- - 「子どもにヘルメットを被せているのに、自分が被らないのはおかしいと感じた」
- - 「万が一の事故の際、自分がケガをしてしまったら子どもを守れない」
- - 「親がヘルメットを被る姿を子どもに見せることが、安全教育になると思った」
- - 「最近、ヘルメットを被っている人を見かけることが増えた」
このように、親たちは「自分を守ることが子どもを守ることに繋がる」との意識を持ち始めていることが見て取れます。
残る課題とは
程なくして、調査において「着用予定はない」と回答した方々からは、「不要だから」ではなく「課題があるから」との声が多く寄せられました。例えば、
- - 被りたいデザインが見つからない
- - 置き場に困っている
- - 出勤時のヘアスタイルが気になる
これらの課題への理解が深まっている一方で、ヘルメットを被りたくなる環境を整えることが次の大きな課題として浮かび上がってきています。親たちが積極的にヘルメットを採用できるよう、デザインの多様性や利便性を求める声が高まっています。
子どもに対する意識は「当たり前」
一方で、子どもに対するヘルメットの着用については、約95%が着用に前向きとの調査結果が出ています。事故や転倒の話題を耳にする機会が増えたため、子どもにヘルメットを被せることは親たちにとって「当たり前」のこととなりました。これは親たちが子どもの安全を深く考えるようになっていることを示しています。
プロジェクトの今後の展望
今回の調査結果は、「親だから、私も被る」という新しい価値観が広がり始めたことを示しています。おやこじてんしゃプロジェクトは、この変化を一過性に終わらせず、大人のヘルメット着用推進に今後も取り組んでいく意向です。安全な自転車利用のために、より多くのユーザーの声を集め、多角的なアプローチで啓発活動を続ける予定です。
調査概要
- - 調査期間: 2025年9月29日〜10月14日
- - 対象: 0〜3歳の子どもを持つ保護者
- - 有効回答数: 181件
- - 方法: Webアンケートと座談会
このように、親子での自転車利用がより安全に、そして楽しいものになることを願っています。