Hakuhodo DY ONEがDoubleVerifyと提携し広告配信の安全性を強化

Hakuhodo DY ONEとDoubleVerifyの協業

株式会社Hakuhodo DY ONE（所在地：東京都港区）は、デジタル広告の測定・分析サービスを提供するDoubleVerify Inc.（本社：ニューヨーク）と協力し、当社の広告配信サービス「WISE Ads」に新機能を追加したことを発表しました。

標準搭載される新しい広告測定・分析ソリューション

今回の連携により、「WISE Ads」にはDoubleVerifyのデジタルメディアに関する測定・分析ソリューションが標準搭載されます。これにより、広告主はより安全で透明性の高い配信を実現できるようになります。特に、ブランドセーフティに特化した機能が強化され、広告が不適切なコンテンツや環境から排除されることで、ブランド毀損リスクが低減されることが期待されています。また、広告掲載面の品質を可視化できるモニタリング機能も提供され、広告主はこれを活用して、効果的なキャンペーン戦略を立てることができます。

新ソリューション「WISE Ads Brand Suitability」の提供

これに加え、Hakuhodo DY ONEは「WISE Ads Brand Suitability」という新しいソリューションも提供開始しました。これは、広告主のメッセージやイメージが高まるような適切な配信面を重視した機能で、DoubleVerifyのターゲティング技術を利用して広告を配信します。特にブランド適合性に基づいたターゲティングにより、広告主のKPI達成を支援し、より効果的な広告キャンペーンを実現します。

広告市場の課題に立ち向かう

現在、デジタル広告市場では、MFAサイトの乱立や広告在庫の低品質化が問題視されています。これらの課題に対処するため、Hakuhodo DY ONEは自社の強固な媒体社ネットワークとDoubleVerifyの技術を組み合わせ、広告配信の安全性と透明性を高める取り組みを進めています。特に、総務省も広告配信の不透明性やブランド毀損リスクについて警鐘を鳴らしています。

今後の展開と展望

今後もHakuhodo DY ONEはDoubleVerifyとの協業を深化させ、広告市場全体の健全化を目指します。低品質な広告在庫の排除や適切な広告掲載面への配信を進めることで、広告主の持つKPI達成をサポートし、デジタル広告市場の持続的な成長へ寄与することを目指しています。広告主が安心して利用できる環境を整え、企業価値の向上を図ることで、業界全体の発展へ貢献していく方針です。さらに、最新技術に対する迅速な対応や、サプライチャネルの拡大も視野に入れています。

DoubleVerify Japan株式会社の日本法人代表である武田氏も今回の連携に期待を寄せています。彼は、MFAや生成AIなどによるリスクに対し、透明性の高いメディア品質の対策が求められている今、本連携がデジタル広告環境の安全性を一層高めると確信しています。

これらの新しい取り組みは、広告業界が直面する課題解決に向けた一歩となるでしょう。広告主にとって、これまで以上に魅力的で信頼性の高い広告環境が提供されることが期待されています。