アシックスとトータルブレインケアが健康管理に新たな風を吹き込む

アシックス株式会社は、健康に対する新しいアプローチを考案し、企業の健康管理プログラムに革新をもたらしています。その中心的な取り組みの一つが、トータルブレインケア株式会社とのパートナーシップによる「CogEvo（コグエボ）」の導入です。このプログラムは、企業や自治体が参加できる健康増進プログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK（アシックスヘルスケアチェック）」の一環として展開されています。

健康サイクルの重要性

健康を保つためのサイクルは、単に運動することだけではありません。アシックスは、身体機能だけでなく認知機能も測定し、より包括的な健康度評価を行おうとしています。CogEvoはその認知機能を見える化することで、健康管理に新たな視点を提供しています。これは、従来の体重計や血圧計によるセルフチェックと同様に、気軽に脳の健康状態を把握できる方法です。

アシックスとトータルブレインケアの取り組み

アシックスのヘルスケア営業部の小川博之部長や、スポーツ工学研究所の勝真理部長、さらにヘルスケア営業チームの高橋依里氏がこの取り組みについて詳しく説明しています。

小川部長は「私たちは、認知機能を計測しその結果をもとに、運動だけでなくメンタルケアも重要だと認識しています」とコメント。CogEvoを活用することで、企業内での健康意識を高めることが期待されています。

また、勝部長は「CogEvoを通じて、従業員が自分の健康状態を理解し、必要な対策を早期に講じることができるようになります」と語りました。このように、アシックスは健康管理により深く関与し、企業としての責任を果たしています。

健康度評価指数「健全年齢」

アシックス独自の健康度評価指数「健全年齢」は、身体機能と認知機能の両方を考慮して算出されます。このため、単なる身体の健康状態だけでなく、脳の健康も考慮された評価が行われるのです。CogEvoによって得られたデータは、企業の健康経営を支える重要な情報源となります。

未来の健康管理

これからの健康管理は、身体機能だけでなく、認知機能にも注目が集まるでしょう。アシックスは、トータルブレインケアと共同で、この新しい時代の健康指標を確立していく意向を示しています。これにより、企業の健康促進における新たなスタンダードが生まれることが期待されています。

結びとして、アシックスとトータルブレインケアが手を組むことで、より多くの人々が包括的な健康管理を享受できる未来が待たれています。健康とは、身体と心の両方が充実している状態を指すため、その両面に問題意識を持つことが重要になります。今後の展開に注目が集まることでしょう。