防災体制の実現
2025-11-27 17:28:57

多様性を活かした防災体制の構築 - 宗教・科学・自治体の連携の重要性

多様性を活かした防災体制の構築



近年、日本のみならず世界中で自然災害が激増しています。特に地震や豪雨に見舞われ、避難所不足が深刻な問題とされています。地元の指定避難所だけでは十分な対応ができない状況が続いている中、注目されているのが宗教施設の活用です。これまでの災害現場でも、寺社などの宗教機関が避難所や支援センターとして機能する場面が多数報告されています。東日本大震災や熊本地震においても、その重要性が顕著でした。

宗教施設の役割と信頼性



宗教施設は地域の信頼を集めており、避難時の情報伝達や安否確認、心のケアにおいても重要な役割を果たします。このような背景から、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)は、「地域資源と科学技術による減災」というプロジェクトを進めています。プロジェクトリーダーを務める稲場圭信教授は、宗教施設と自治体が連携することの意義を強調しています。

自治体との連携の重要性



災害時に宗教施設を活用するためには、自治体がこれらの施設を公式な避難所として指定したり、協力関係を築くことが必要です。しかし、現在のところ全自治体の約24%にとどまっているのが実情です。これは多くの自治体において、宗教施設との連携の可能性が残されていることを示しています。また、宗教施設の耐震性や立地に関する課題に対処する必要があります。そのため、ハザードマップを活用した計画や、施設の耐震化が求められます。

科学技術による新たなアプローチ



さらに、ICTやAI、IoTといった先端技術を取り入れることで、より効率的な防災体制の構築が可能になります。技術の進化により、リアルタイムでの避難情報提供や避難所管理システムの導入が期待されています。これにより、技術主導ではなく、多様な価値観を共有する協力関係を築くことができるのです。「利他・支え合い・共生」の視点が重要です。

宗教施設の新たな役割



東京都では、宗教施設が帰宅困難者や遺体安置施設としても機能する取り組みが進められています。このような取り組みを他の自治体にも広げていくことが望まれます。宗教施設、科学技術、自治体が連携を強化することで、災害時の受け入れ体制の向上が期待されます。また、平時からの見守り体制も強化され、日常の安全・安心にも寄与できるでしょう。

結論



今後は、自治体と宗教施設のさらなる連携、科学技術を用いた防災システムの導入が必要です。多様性を活かすことで、より効果的で包括的な防災体制の実現が期待されます。いのち会議は、さまざまな組織と協力し、「宗教施設・科学技術・自治体」の横の連携を推進します。災害に強く、誰もが安心して暮らせる地域を目指しましょう。

さらに詳細な情報はこちら


画像1

会社情報

会社名
いのち会議 事務局
住所
大阪府吹田市山田丘2-8
電話番号
06-6105-6183

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。