大和ハウスグループが新たに「更年期プログラム」を導入
大和ハウスグループの大和リース株式会社が、女性の活躍を推進するために「更年期プログラム」をスタートしました。このプログラムは、医療情報サービスを提供する株式会社LIFEMと連携し、働く女性のライフスタイルの変化や、更年期症状への理解を深めることを目的としています。フェムテックの一環としての施策であり、女性特有の健康課題にテクノロジーを活用してアプローチしています。
プログラム導入の背景
近年、働き方改革の一環として女性の労働環境の改善が求められています。この中で、「女性特有」の身体や健康課題が注目を集めています。大和リースは、2023年4月に導入した「月経プログラム」を通じて、参加者からのフィードバックを受け、仕事のパフォーマンスが9.7ポイントも向上する効果を確認しました。これを受けて、さらなる健康支援の一環として「更年期プログラム」の導入に至ったのです。
更年期プログラムの内容
このプログラムでは、全従業員を対象に医師監修のセミナーが行われ、女性の健康に関する理解を深めることが狙いです。また、40歳以上の女性従業員には、オンラインでの婦人科診療や更年期症状の相談が可能で、必要に応じて漢方薬が処方され、配送されます。これにより、健康状態と生活の質(QOL)の向上が期待されています。
従業員支援の全体像
大和リースの取り組みは、従業員の幸せと会社の成長を同時に追求しています。2009年以降、厚生労働省の「くるみん」認定を受けており、健康を重視した経営が評価されています。2024年には「健康経営優良法人」にも認定され、働きやすさを重視した環境作りが進められています。
さらに、世界的な調査機関「Great Place to Work®」からも8年連続で「働きがいのある会社」に選ばれるなど、従業員満足度の向上に努めています。職員全員が活躍できる環境整備にも力を入れ、「人事部インクルージョン推進室」を設けて、多様性のある職場づくりを進めています。
今後も大和リースは、働きやすい環境とキャリアの追求の両立を図り、より良い職場作りに注力していく方針です。働く女性の健康を支える「更年期プログラム」は、今後の女性の活躍にとって重要な一歩となることでしょう。