橋本グループ、神奈川企業を傘下に迎えエリア展開を強化

総合建設会社「株式会社橋本組」を中心にした橋本グループが、神奈川県に拠点を置く建設企業「株式会社宏和エンジニアリング」の全株式を取得した。この動きは、静岡県から千葉県にかけての地域展開を一層強化し、トリプル1,000の目標達成に向けた大きな一歩となる。

事業譲受の背景と意義

橋本ホールディングスは、静岡県に本社を置く株式会社橋本組を中核として、東京、千葉に拠点を展開する企業群を形成している。この度の事業譲受により神奈川の建設企業がグループに加わることで、地域に基づく一体的な事業運営が実現できる。

株式会社宏和エンジニアリングは、コンクリートや鋼構造物の耐震補強や補修を専門にし、この分野での豊富な実績を持っている。このため、今回のグループ化は橋本グループのシナジーを高めることが予想され、事業の成長を加速させることが期待される。

トリプル1,000達成に向けた取り組み

橋本グループは、「社員1,000人」「売上1,000億円」「給与平均1,000万円」の3つの目標を掲げた「トリプル1,000」の実現を2033年までに達成すべく、事業拡大と体制構築を進めている。従業員ファーストの考えに基づいて、地域社会への貢献を一層深化させ、より良い雇用環境を整備する方針だ。

株式会社橋本ホールディングスの概要

静岡県焼津市に本社を置く株式会社橋本組を母体とする橋本ホールディングスは、グループ企業の運営を効率化することを目的に設立された。現在、傘下には株式会社宏和エンジニアリングや株式会社市原組など、合計4社が存在し、それぞれの専門性を生かした事業展開を行っている。

代表取締役である橋本真典氏は、企業の成長だけでなく地域貢献にも力を入れる方針を打ち出しており、これからの展望に期待が寄せられている。