新潟市が進める新たな情報発信
新潟市は、イベント情報の収集と発信を効率化し、利用者に便利な情報を提供するために、「TimeTree 公開カレンダー」を導入しました。この取り組みは、新潟市が自治体として初めて行い、市役所と株式会社TimeTreeのコラボレーションによるものです。
この公式カレンダーは、市内の飲食イベントや美術館の企画展情報を含む多彩なコンテンツが提供されており、地域に住む市民だけでなく、県外から訪れる観光客にとっても非常に便利なツールとなります。
また、新潟市の公開カレンダーは、
こちらのリンクからアクセスできます。
市民の声を反映した情報提供
新潟市の広報課長である五十嵐紀子氏は、市政世論調査を通じて情報取得の満足度が年代別に異なることを指摘しました。特に、20代から50代の世代において満足度が低いことが課題視されています。これに対応するため、効果的な情報発信方法を模索していたところ、「お出かけ・イベント情報」を精力的に発信する他都市の事例に触れ、TimeTreeの活用に着目したのです。
スモールスタートからの拡大
新潟市では、まずは既存の広報紙に掲載している「お出かけ・イベント情報」をこの公開カレンダーに取りまとめ、定期的に更新を行うことからスタートします。今後は子育て関連の講座やイベント情報をテーマ別に発信するなど、さらなる活用方法の検討も進めています。
TimeTree 公開カレンダーの特徴
「TimeTree 公開カレンダー」は、カレンダー形式でイベント情報を簡単に発信・フォローできるプラットフォームです。ユーザーは好きなカレンダーをフォローすることで、キャンペーン情報やスポーツチームの試合日程など、多様なイベント情報を自分のカレンダーに追加できます。また、TimeTreeは2024年4月時点で全世界の登録ユーザーが5,500万人に達しており、家族や友人との予定を簡単に共有できる機能も 提供しています。
このように新潟市は、先進的な情報発信の手段として「TimeTree 公開カレンダー」を導入することによって、より多様な世代に向けた情報提供を目指しています。新潟市におけるこの取り組みが、地域社会のさらなる活性化に寄与することが期待されています。