サステナビリティ・サミット2026
2026-02-25 12:57:35

ファッション業界の未来を考える「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2026」

WWDJAPANサステナビリティ・サミット2026が開催



2026年1月28日、東京ポートシティ竹芝 ポートホールで「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2026」が開催されました。今回で6回目となるこのサミットは、サステナビリティに根ざす未来のファッションを探るためのイベントで、アパレル、素材、リサイクル、教育、金融など多様な分野からの来場者が一堂に会しました。

今年のテーマと目的



サミットのテーマは「Value by Fashion ―ファッションの力で地域文化を輝かせ、資源に新たな意味を」。このテーマは、現在の世界情勢の変化を反映し、各国が資源や地域の価値を再考する必要性を強調しました。WWDJAPANのサステナビリティ・ディレクターである向千鶴氏は、6年前には「サステナビリティとは何か」を問い直すところから始まったと振り返り、今回は「私たちは何を価値として次へつなげるか」についての議論が重要だと強調しました。

セッションの内容



本イベントでは、様々なセッションが行われます。最初のセッションでは、HOSOO COLLECTIVEとソニーCSLが協力し、「KYOTO SILK HUB」構想を発表しました。この構想では、養蚕から製糸までをAIやロボティクスを活用して再設計する試みが紹介され、伝統産業の再定義が議論されました。特に、細尾真孝社長が質に基づく美の理解を示した点が注目を集めました。

続いて、ダブレットの井野将之デザイナーがパリから参加し、次世代の革新素材についての見解を述べました。彼は新しい繊維「ゼフィール」に触れ、その革新性について語り、素材開発の根本に来る技術者の情熱と想いの重要性を強調しました。

CFCLとVEJAのセッションでは、サステナビリティに関する判断基準が話題となり、高橋悠介氏は自身のブランドが目指す100%の認証素材使用の意義を説明しました。認証だけでなく、その背景にある実情についても触れ、「トレーサビリティとは現場との関係性である」とも述べました。また、ケリングからは、国際的なスタートアップに対する支援の重要性が強調されました。受賞者には、ブラッシュアップや市場にアクセスするための重要なプロセスが提供されることが説明されました。

モニタリング:来場者の声



来場者はファッション業界だけでなく、製造業や商社、広告業界からも参加があり異業種の交流が生まれました。事後アンケートでは、サステナビリティを「正しさ」ではなく「基準」として捉えることができたとの意見が寄せられ、具体的な行動につながるヒントを得たと感じる参加者も多くいました。

体感型展示



会場内のホワイエでは、サステナビリティに則った具体的な展示があり、来場者はセッションの内容を体感することができました。特に船場(SEMBA)によるエシカルデザインの取り組みや、豊田通商の繊維リサイクルの商品が大きな注目を集めました。これらの展示は、サステナビリティに関連する具体的なアクションの重要性を示すものであり、ファッション業界の新たな価値観を体感できる場となりました。

結論



「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2026」は、サステナブルなファッションの未来について多くの新たな視点を提供し、業界内外の参加者が持ち寄る貴重な意見やアイデアが交わされる場となりました。理念の共有にとどまらず、実際のアクションにつながる判断の場としても機能した今回のサミットは、今後のファッション業界に影響を与える重要なイベントとなることでしょう。


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株式会社INFASパブリケーションズ
住所
東京都渋谷区神宮前6丁目31番15号
電話番号
03-3423-0046

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