新国立劇場での舞台『白衛軍 The White Guard』上演記念イベント
新国立劇場では、ウクライナ出身の名作家ミハイル・ブルガーコフの代表作『白衛軍』が上演中です。この作品は1918年、革命直後のキーウを舞台とし、一つの家族が時代に翻弄される様子を描いています。特に、ブルガーコフ自身が白衛軍に軍医として従軍した経験が色濃く反映されています。
作品の背景と歴史的意義
『白衛軍』は1924年に小説として発表され、その後1926年に戯曲『トゥルビン家の日々』としてモスクワで上演されました。これが「第二の『かもめ』」とも称される成功を収めた背景には、ブルガーコフの独特な文体と時代背景の掘り下げがあります。作品が抱える自伝的要素と歴史の重なりは、観客にとって深い理解を促します。
トークセッションの開催
この度、舞台の上演を記念し、2024年12月12日(木)にトークセッション「演劇噺Vol.18~『白衛軍』と、その時代~」を開催します。このイベントは、興味深い内容で構成されており、ゲストには東京大学の池田嘉郎教授をお迎えします。池田教授はロシア近現代史の専門家であり、革命前後のロシアとウクライナの状況について語ります。
このトークセッションでは、演出家の上村聡史氏も登壇し、ブルガーコフが生きた時代背景について深堀りしていきます。これにより、作品への理解がさらに深まること間違いなしです。観劇前後に参加することで、より充実した体験を得ることができるでしょう。
イベント詳細
- - 日時: 2024年12月12日(木) 19:00~20:00(予定)
- - 会場: 新国立劇場 中劇場
- - 出演:
- 上村聡史(演出)
- 池田嘉郎(東京大学大学院教授)
- - 料金: 無料・自由席(要予約)・先着順
- - 受付締切: 2024年12月10日(火) 23:59まで
舞台『白衛軍 The White Guard』公演概要
今回の舞台は、英語台本をアンドリュー・アプトンが手掛け、翻訳は小田島創志が担当しています。演出を務めるのは上村聡史氏で、実力派の俳優陣が出演します。
公演詳細
- - 会場: 新国立劇場中劇場
- - 上演期間: 2024年12月3日(火)~22日(日)
- - 料金:
- S席: 8,800円
- A席: 6,600円
- B席: 3,300円
新国立劇場は、現代舞台芸術の中心地として、オペラ、バレエ、演劇の公演を約250ステージ実施しています。また、教育プログラムや次世代アーティストの育成にも力を入れています。
この機会を逃さず、ぜひ新国立劇場での舞台とトークセッションに参加し、作品への理解を深める貴重な体験をお楽しみください。