ペット健康管理の進展
2016-09-30 11:46:56

ペットの健康と安全を守る新たな取り組みと意識の変化

ペットの健康と安全を守る新たな取り組みと意識の変化



最近、ペットの健康管理とペットフードに関するメディアラウンドテーブルが開催され、専門家たちが今後の取り組みや予防医療の重要性について議論を交わしました。このイベントでは日下部守昭先生が中心となり、ペットフードの安心・安全や健康管理プラットフォームの充実が求められていることを強調しました。

ペットフードの安全性の重要性


日下部先生によると、ペットフードの安心・安全についての情報源として、飼い主は獣医師やフードメーカーの公式サイトからの情報を重視する傾向が強いと指摘しています。このことから、専門的な情報発信が飼い主にとって重要な安心の要素であると言えます。

また、調査によれば、97.3%の飼い主がペットフードがペットの健康管理に不可欠であると認識しています。これはペットの健康維持とフード選びに対する意識の高さを物語っています。特に、少子・高齢化の影響により、ペットは飼い主にとって家族同然の存在である「コンパニオンアニマル」として見なされるようになっています。これに伴い、ペットとより長い時間を共に過ごすことを望む声が高まっているのです。日下部先生は、健康意識の高まりを受けて、ドッグドック(人間ドックのペット版)や健診センターの普及が必要と述べています。

Team HOPEの取り組み


次に、上條圭司先生が紹介したTeam HOPEは、全国の獣医師が集まり、ペットを取り巻く環境においてどのように貢献できるかを考えるチームです。近年、飼い主の健康意識が高まり、高齢犬や高齢猫が増える中で、早期発見や早期治療が重要であるとされています。しかし、ペットオーナーに予防医療の考えがあまり浸透していないため、ペットに異常があっても気づくのが遅れてしまうことがあります。

Team HOPEは、「ウェルネスチェック」と「健康診断」の2つの施策を通じて、飼い主が動物病院に足を運びやすくすることで、ペットの健康を守る取り組みを行っています。これにより、動物病院が身近に感じられるようになり、ペットが健康でいるためのサポートができる果たすことを目指しているのです。

ロイヤルカナンの品質と安全性


最後に、ロイヤルカナンジャポンの山本敦さんが同社の理念や取り組みを紹介しました。ロイヤルカナンでは、すべての製品が「Dog & Cat First(すべては犬と猫のために)」という理念のもと、ヘルスニュートリションを追求し、ペットの健康を支えるための高い品質と安全性を重視しています。

原材料の選定は非常に慎重で、各栄養素が犬や猫の体に適切に吸収されるよう考慮されています。また、すべての原材料は認定サプライヤーから調達し、工場受け入れ時には精査と分析が行われています。製造から配送までの各工程においては、総合品質管理システム(TQM)が導入され、品質を保つための厳格な基準が設定されています。

まとめ


このように、ペットの健康管理とフードの安全性についての意識は高まっており、今後も多くの専門家や組織が協力し合って、ペットの幸せで健康的な生活を支えるための取り組みを進めていくことが期待されます。

会社情報

会社名
ロイヤルカナン ジャポン合同会社
住所
東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス 7階
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。