丹波山村とスコープが地域活性化の新たなモデルを構築
株式会社スコープ(本社:東京都千代田区)が、山梨県の丹波山村(村長:木下 喜人)と大きな一歩を踏み出しました。2025年6月30日に「包括連携協定」及び「地域活性化起業人派遣に関する協定」を締結し、都市部の人的、知的資源を丹波山村に循環させる仕組みを築くことを目指しています。これにより、地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や関係人口の創出を行い、持続可能な地域づくりを促進する狙いがあります。
協定の概要と目的
包括連携協定
この協定は「関係人口経営」モデルの実証を目的としています。具体的には、以下の内容が含まれています。
1.
大人の地域留学事業:地域に関心のある大人を対象に、実際に丹波山村での生活を体験させるプログラムを提供し、地域の魅力を直接感じてもらい、戻ってきた後も関わり続ける人を育てます。
2.
地域DXの推進:技術やデジタルツールを活用し、地域への関与を深化させる活動を行います。例えば、情報の普及や地域課題の解決に向けたデジタル戦略の構築などです。
3.
地域活性化事業の展開:その他、さまざまな地域活性化策を立案・実施し、地域の価値を高めることを目指します。
地域活性化起業人派遣に関する協定
こちらは、起業人を丹波山村に派遣して政策アドバイザーとして活動してもらうという内容です。主な活動内容は以下の通りです。
1.
移住施策への助言:村が実施する移住プログラムに対し、専門知識を持つ起業人がアドバイスを行い、より良い施策の実現を目指します。
2.
SNSを活用した情報発信:起業人のネットワークを活かし、丹波山村の魅力をさまざまなプラットフォームで広める手助けを行います。
3.
地域活性化業務の支援:村の自治体業務に参加し、実務にも寄与することで地域の活性化に貢献します。
丹波山村の特性と背景
丹波山村は、総人口が約505人、面積101.30平方キロメートルにわたる、自然豊かな山村です。都心からは約2時間半の距離にあり、過疎化や高齢化が進む一方、アウトドア観光資源が豊富です。近年は移住者の受け入れを強化し、住みたい田舎ランキングにもランクインするなど、注目を集めています。
スコープのビジョン
スコープは「関わり続けたくなる社会をつくる」というビジョンを掲げ、企業人材の地域還流やリモート副業・移住支援を進めています。この新しい協定は、スコープの理念を体現するものであり、丹波山村の魅力をさらに引き出しながら地域の発展を図る重要なステップとなるでしょう。
まとめ
株式会社スコープと丹波山村との協定は、今後の地域活性化の大きな指針となる可能性を秘めています。「関係人口」を創出し、地域のDXを推進することで、丹波山村の未来をどのように拓いていくのか、非常に楽しみです。*
詳しい情報については、
丹波山村の公式ウェブサイトや株式会社スコープのサイトをご参照ください。これからの地域づくりに注目が集まります。