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小学生が結成した「勝手につくば応援団」の活躍

新型コロナウイルスの影響で、私たちの日常生活は大きく変わりました。学校の行事が中止になったり、友達と遊ぶ機会が減少したりしたこの一年、小学生たちの心にも様々な変化が生じました。そんな中、「自分たちにできることは何か」という思いから、学童保育の探究プログラム内でこども会議が開催されました。

コロナ禍に感じる不安と希望

会議では「コロナ禍の今、小学生の自分たちにできることは？」というテーマが話し合われ、「応援で世の中を元気にしよう！」という意見が出ました。それに基づき、子どもたちは自発的に「勝手につくば応援団」を結成。この団体名には、誰にも頼まれていないが、自分たちができることとして応援をしたいという強い意志が込められています。

医療従事者への感謝を込めて

初めての応援として、子どもたちは自分が住む街「つくば」の人々を笑顔にすることを目指しました。そして応援活動の第二弾として、医療従事者に向けた応援動画を作成することに決定。応援のメッセージをしっかりと伝えるために、まずは医療従事者の方々へのインタビューを行いました。その中で、医療の現場で働くことへの誇りや使命感に触れ、子どもたちの心に響くリアルな声が集まりました。

形にするための努力

彼らは医療従事者に対する敬意や感謝を込めて、自ら振り付けを考えました。大学の応援団の方からの指導を受けつつ、3か月もの間、毎日の練習を続けました。太鼓の代わりには古タイヤを使い、チアの衣装も手作りで仕立てるなど、創意工夫が凝らされました。動画が完成するまでの過程では、仲間同士で意見を交わし、時には衝突もありましたが、それを乗り越えることでより深い絆が築かれました。

感謝のメッセージを全国へ

完成した応援動画はYouTubeで配信され、心のこもった応援メッセージが発信されました。さらに、筑波大学附属病院などの医療機関に向けて、QRコード付きのメッセージカードが2500枚配布される計画が進んでいます。これにより、より多くの医療従事者に感謝の思いが届けられることを願っています。

この取り組みを通じて、子どもたちは自分たちの力で他者を笑顔にし、社会に積極的に関わることの大切さを学びました。彼らの行動が一人でも多くの人に勇気を与え、世の中が明るくなることを心から願っています。私たちもこの応援の輪に参加し、彼らの姿を応援し続けたいと思います。

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