カストロールが掲げる新ブランドビジョン『潤活』
2023年、BPカストロール株式会社(東京都品川区)は、世界的に有名なエンジンオイルブランドとしての新たなブランドビジョンを発表しました。そのテーマは『潤活』。この新しいビジョンは、手間をかけることの価値を再評価し、クルマへの愛着を育てることを目的としています。
手間のかかるメンテナンスの意義
私たちは、日々の暮らしの中で効率を重視する傾向が高まっています。しかし、クルマやバイクは、ただの移動手段ではなく、時間をかけて愛着のある存在へと変わります。カストロールは、メンテナンスに手間ひまをかけることが、愛着を育む根源であると考えています。クルマを洗車することやオイル交換を自ら行うことで、愛車との絆が深まり、その結果として大切にできる存在へと成長するのです。
新しいアプローチで循環型社会を目指す
2024年、カストロールは『Future Creative Project』を発足し、組織全体での議論を重ねてきました。新たな視点として『手間をかけることが循環型社会につながる』との結論に至りました。この取り組みを通じて、人々が「大切なものをもっと大切にする」ためのヒントを提供し、持続可能な社会の実現を目指します。
音声コンテンツでメンテナンスの楽しさを広める
新ブランドビジョンを広めるための第一歩として、10月1日よりラジオ番組『My Maintenance Note』がスタートします。この番組は、TOKYO FM/JFN『ONE MORNING』内で毎週水曜日に放送される予定です。各界で活躍するゲストを迎え、メンテナンスの重要性やその楽しさについてのトークが展開されます。すでに初回のゲストには、カストロールの副社長である阿部宏憲氏が登場し、ブランドの思いやメンテナンスの楽しさについて語ります。
取り組みの広がり
カストロールの新たな試みは、より多くの人々に愛車への愛着を感じてもらうことを目指しています。現在、ディーラーやカーショップ、中古車流通、整備工場などと連携し、循環型社会の実現に向けて活動を拡大しています。これからも、エンジンオイルだけでなく、メンテナンスの喜びを広める取り組みを続けていくでしょう。
まとめ
カストロールは、単なるエンジンオイルの提供から、人々の心に残る愛車との関係を築くためのパートナーとなることを目指します。『潤活』という新たなビジョンは、まさにその第一歩。手間をかけることの意味を再考し、愛着を育むことで、未来の循環型社会を実現するために活動を続けていきます。カストロールが提案する新たな価値に期待が高まります。