上野公園で開催される「春のぼたん祭」で咲き誇る花々を楽しもう

上野東照宮春のぼたん祭2025

2025年4月5日（土）から5月6日（火）まで、東京の上野公園内にある上野東照宮で『第四十六回春のぼたん祭』が開催されます。このイベントは、徳川家康公をはじめとする歴史的人物を祀るこの神社で行われ、春の訪れを美しいぼたんの花々が彩ります。

花の開花情報は公式Instagramでも毎日発信されており、訪れる際にはぜひチェックしてみてください。公式Instagramはこちらです。春の心地よい陽気の中、さまざまな色合いのぼたんを楽しむために、ぜひお越しください。

多彩なぼたんの品種

開催期間中に咲き誇るぼたんは、日本、中国、アメリカ、フランスを含む世界中の品種が揃っており、なんと110種500株以上の花々が観賞できます。中でも目を引くのは、自然交配によって誕生した緑色の花「まりも」。そのほかにも、希少な黄色の千重咲きのぼたん「ジパング」や、美しい橙色の花弁を持つ「赤銅の輝」などが並びます。

ぼたんの花は「富貴」の象徴として親しまれており、それにまつわる深い歴史があります。奈良時代に日本に導入され、江戸時代以降は特に多くの品種が栽培されてきました。中国文学や日本の詩歌にも多く引用されており、文化的にも重要な存在です。

江戸情緒を感じる庭園

上野東照宮のぼたん苑では、日本庭園の美しい景色とともに、ぼたんを楽しむことができます。旧寛永寺五重塔や石灯籠が並ぶ参道とともに、枯山水の庭が展開され、訪れる人々に江戸時代の風情を感じさせる空間です。

また、苑内には色鮮やかな鯉のぼりや寄せ植え、盆栽もあり、写真撮影スポットが充実しています。他にも、ぼたんと共に咲くシャクナゲや、約20品種のシャクヤクも登場するため、訪れる度に異なる彩りを楽しめます。