感動のストーリーが続く絵本『あおいことり』
2023年10月2日、世界文化社より待望の絵本『あおいことり』がリリースされました。前作『ねことことり』が持つ豊かな情景と深いテーマを継承し、今作では「ことりの視点」で新たな物語が描かれています。
『ねことことり』から約3年の時を経て
前作『ねことことり』は、子どもから大人まで幅広い層に支持され、日本絵本賞など多くの賞を受賞しました。本作『あおいことり』は、その続編として多くの期待を集めています。前作では猫の視点で物語が展開されましたが、続編ではことりの視点を通して描かれています。
読者からは「臭いや温もりが感じられる」といった感想が寄せられた前作ですが、今作もその期待に応える内容となっています。特に、絵本の美しさと物語の深さは、読者の心を惹きつけてやみません。
あらすじ: あおいことりの冒険
『あおいことり』の物語は、あおいことりが重要な家を作るために、数日間森を巡りながら探し続けるところから始まります。道中、匂いを感じ取れない猫と出会い、彼にこぶしの木を少し分けてほしいと頼まれます。この出会いの中で、小鳥の親子が選ぶ命がけの行動とはどのようなものでしょうか?
この物語は、他者との分かち合いや自然との共生の重要性を描いており、最後には小さな希望が芽生えます。
作者・たてのひろしのメッセージ
作者のたてのひろしさんは、物語が提示するテーマについて語っています。こぶしの木が森から消えた背景には、猫社会の一方的な資源の消費があると説明し、それが生態系に与える影響を考察しています。物語を通じて、立場の違う生物同士の理解や共生の難しさを伝えています。
読者からの反響
発売前に公開された試読版に対して多くの感想が寄せられています。「絵が素晴らしい」「優しい気持ちが溢れる」といった感想が目立ち、中でも立場の違いを超えた交流の深さに感銘を受けたとの声も多く聞かれました。まさに、猫と小鳥の物語は私たちの心を打つものになることでしょう。
書籍詳細
- - 作:たてのひろし(舘野鴻)
- - 絵:なかの真実
- - 発売日:2023年10月2日
- - 定価:1,650円(税込)
- - 仕様:A4変型・32ページ
- - 発行:株式会社世界文化社
この新たな絵本『あおいことり』は、多くの家庭や教育現場で親しまれ、心を豊かにする一冊になることでしょう。絵本を通じた新たな発見と感動をお楽しみください。