没入型深海の魅力に浸る！沼津港深海水族館新エリアが2025年オープン

新たな深海の体験『イマーシブディープシーワールド』

静岡県沼津市に位置する「沼津港深海水族館」に、2025年7月19日に新しいエリア『イマーシブディープシーワールド』がオープンします。この新しい展示は、ティフォン株式会社が映像企画と制作を担当し、佐政水産株式会社が運営する水族館の魅力をさらに高める試みとして期待されています。

インタラクティブな没入体験

『イマーシブディープシーワールド』は、訪れる者に深海の世界に没入する感覚を与えることを目的としています。「見る・触れる・感じる」の3つの要素を融合させたこの展示エリアは、まるで実際に深海に身を置いているかのような新しい体験を提供します。

剥製や映像のダイナミックな融合

このエリアの核となるのは「剥製の海」と呼ばれる展示です。ここでは、メガマウスザメやリュウグウノツカイなどの実物剥製が展示されており、それに加えて壁や天井には目を見張るダイナミックな映像が広がります。来館者は、空間全体に演出された深海のスケール感を体感し、深海の神秘的な雰囲気に触れることができます。

インタラクションを楽しむ深海映像エリア

次のエリアでは、よりインタラクティブな体験が実現されています。ここでは、来館者の手の動きに反応する深海生物たちが登場します。彼らがこちらを見つめたり、逃げたりする様子は、まるで二人三脚をしているかのような親近感を生み出します。子どもから大人まで夢中になれるこの展示は、五感を刺激し、深海の生態系と実際に触れ合っているかのような臨場感を楽しむことができます。

想像力をかき立てる想像の深海世界

最後のエリアでは、巨大な造形物と幻想的な映像、音響が重なり、誰も見たことのない深海の光景が広がります。この神秘的な空間は、来館者の想像力を掻き立て、未知の深海を旅する感覚を与えます。

地域活性化の取り組み

今回の新エリアの誕生は、地域活性化に積極的な佐政水産と、XR技術を駆使した新たな体験を提供しているティフォンの協力によるものです。以前にも、2022年にリリースされたVRアトラクション「VR深海アドベンチャーディープクルーズ」を通じて、沼津の豊かな海の魅力を発信してきました。また、駿河湾の多様な生態系と地形を取り入れた新しい物語が、この新エリアを通じても展開される予定です。