兵庫のユーシステムが全国初の経営認証をダブル受賞

兵庫のユーシステム、全国初の経営認証をダブル受賞

兵庫県神戸市に本社を構えるシステム開発およびウェブ制作を行う株式会社ユーシステムは、2012年1月31日、全国初となる『実効力ある経営』認証評価制度の上級認証を受けたことを発表しました。さらに、同日に『ひょうご優良経営賞兵庫県知事賞』も受賞し、ダブルでの受賞成果を上げました。

『実効力ある経営』認証評価制度は、公益財団法人日本生産性本部が設置したもので、中小企業の経営資質の向上を促す取り組みです。この制度は明治大学の小笠原泰教授が委員長を務める『実効力ある経営』認証評価委員会によって運営されています。制度の目的は、企業が実践的な経営課題を解決するための計画を自ら策定し、実行する力を高めることです。

この認証制度では、経営者が自身の経営状況を振り返り、課題に対する具体的な実行計画を策定。その計画の進捗を次の評価基準に基づいて第三者が評価します。評価は、「導入」、「継続」、「上級」の三段階で設定されており、ユーシステムは最上位の「上級」認証を受けたことになります。認証取得後は、日本経営品質賞にさらに挑戦しやすい環境も整えられています。

同日に受賞した『ひょうご優良経営賞兵庫県知事賞』は、県内にある中小企業の中から、優れた経営体制を持つ企業を表彰する制度です。この制度は、兵庫県と神戸商工会議所の共催で実施されており、経営品質の向上を通じて地域の企業の競争力を強化することを目的としています。ユーシステムは、制度が始まって以来、初めての受賞企業として名を刻みました。

ユーシステムの代表取締役、佐伯里香氏は「私たちは経営者だけでなく、社員一人一人が顧客価値や経営課題を意識して日常業務に取り組むことが大切だと考えています。小さな改善が積み重なることで、経営品質の向上につながると信じています」と語りました。今後も、同社は経営力を一層強化し、地域経済に貢献する企業としての姿勢を貫いていく意向を示しています。

このダブル受賞を受け、ユーシステムはさらなるサービス改善や品質向上に向けた取り組みを進めていくとともに、地域社会や顧客に対する責任を果たしていくことを目指しています。今後の動きに注目が集まります。