口腔ケアの重要性
2025-06-04 11:53:40

健康長寿のための口腔ケアを伝えるシンポジウム動画公開

健康長寿を目指す口腔ケアの重要性



2023年4月6日、日本医師会と日本歯科医師会の合同シンポジウムが東京で開催されました。このイベントは「健康長寿に必要なこと―知って欲しい!お口の重要性」というテーマで行われ、約470名の参加者を迎え、専門家たちによる講演が行われました。シンポジウムの模様は公式YouTubeチャンネルで公になっており、全編と4つのセグメントに分けた動画が視聴可能です。

シンポジウムの目的と意義



このシンポジウムの主な目的は、国民に対して医科と歯科の視点から早期の予防および対策の重要性を認識してもらうことです。また、医科歯科連携の強化も目指しています。これにより、健康長寿を実現するための基盤が形成されることを意図しています。

当日は、日本歯科医師会の伊藤常務理事によるオーラルフレイル対策の実演や4つの講演が行われました。講演の中には、東京大学の飯島教授によるオーラルフレイルのチェック項目や平塚市の取り組みの紹介が含まれています。积極的な口腔ケアが長寿に与える影響は、多くの参加者に新たな理解をもたらしました。

内容の詳細



講演1: オーラルフレイルとは



飯島教授は、「オーラルフレイル」の概念を解説し、具体的なセルフチェックのポイントを示しました。オーラルフレイルは口腔機能が低下することを指し、今後の健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。教授は、地域全体で協力して予防対策を行う重要性についても述べ、この取り組みが地域社会に与える価値を共有しました。

講演2: 歯周病の影響



次に、沼部教授による講演では、歯周病が単なる歯の喪失に留まらない点を強調しました。彼は歯周病ががんや糖尿病、さらには認知症のリスクを高めることがあると警鐘を鳴らし、プラークコントロールの重要性を訴えました。定期的な歯科検診を受けることが予防の鍵であることも力説されました。

講演3: 喫煙と口腔健康



黒瀬常任理事は、喫煙が歯周病や糖尿病、がんに与える悪影響を詳しく解説しました。喫煙は健康に多くの悪影響を与えることを周知し、特に生活習慣病との因果関係を明らかにしました。

講演4: 誤嚥性肺炎の予防



最後に、小林副会長は、誤嚥性肺炎を防ぐための日常的な食事に関する注意点を提示しました。正しい姿勢での食事や嚥下の仕方に触れ、口腔の健康が全身に及ぼす影響を強調しました。また、口腔の健康を守るためには、自身のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが不可欠であると指摘しました。

動画の視聴をお勧め



日本医師会は今回公開された動画が、口腔機能の重要性を再認識する手助けとなることを期待しています。「健康を守るためには、かかりつけ医だけでなく、かかりつけの歯科医も持つことが重要」と呼びかけています。この動画は多くの人々に健康への気づきを与え、日常生活に活かしてもらえるものです。全編はもちろん、各講演に分かれているため、興味のある分野を選んで視聴することもでき、多くの人にとって有益な情報源となることでしょう。

シンポジウムや講演内容は今後の口腔健康を考える上で非常に重要な意味を持っています。ぜひ、公式YouTubeチャンネルでその全貌をご覧ください。


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公益社団法人日本医師会
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電話番号
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