RESEARCH Conference 2025
2025-06-10 10:20:39

デザインリサーチの新たな可能性を探る「RESEARCH Conference 2025」開催報告

概要


2025年2月19日、東京のGINZA SIXにある株式会社プレイドのオフィスで、「RESEARCH Conference Lightning Talk 2025」が開催されました。このイベントはオンライン配信も行われ、150名を超える参加者が集まりました。


イベントの目的とコンセプト


このカンファレンスは、デザインリサーチやユーザーエクスペリエンス(UX)リサーチの実践的な知識を共有し、リサーチの重要性と可能性を広めることを目指しています。特に、日本で活動する専門家たちが集まり、それぞれの視点からリサーチの価値を検証する場となっており、行政、大企業、スタートアップなど、さまざまな立場の人々が互いに学び合うことが期待されています。


ライトニングトークセッション紹介


イベントは、オープニングトークを含む計7セッションで構成され、各登壇者が約5分間のプレゼンテーションを行いました。

オープニングトーク


株式会社プレイドの難波佳代子氏は、企業のリサーチ内製化の重要性について紹介しました。顧客理解を深めサービス向上を図るための具体的な取り組みが述べられ、行動ログの解析から施策の導出までの支援内容が強調されました。

LT1: クライアントワークにおける実践


アイスリーデザインの平光蔵氏は、自発的にリサーチを行うことの重要性を強調しました。特に、B2BやB2Cの現場でのユーザーインタビューを通し、実践しなければ得られない知見の幅広さについて語りました。

LT2: プラットフォームプロダクトの導入事例


セーフィー株式会社の佐藤文愛氏は、10年間続くプロダクトへのリサーチ導入の成功事例を発表。社内でのリサーチの意義やその結果、開発メンバーの納得感をどう得るかについて話しました。

LT3: 自治体におけるデザインリサーチ


株式会社リ・パブリックの清水淳史氏は、鹿児島県日置市の実践事例を通じて、「市民参加型の総合計画策定」の重要性を語りました。市民が自らの生活に関わる形でのリサーチを提言しました。

LT4: 自主調査の実践


トヨタコネクティッドの大塚小容子氏は、モビリティ体験に関するリサーチの重要性と社内の自主調査による価値の向上について説明。調査成果をいかに広めるかがキーポイントだと述べました。

LT5: リサーチの社内流通


スマートバンクの園田麻綾氏が、家計簿アプリを手掛けるスタートアップでのリサーチ浸透の取り組みを紹介。具体的な社内施策がリサーチの価値向上にどう寄与するかを示しました。

LT6: 分散リサーチの価値理解


プレイドの鈴木健一氏は、社内のリサーチ活動を整理することで、重複や無駄を省き、組織全体で最大限の価値を出すための「地図」を構築するアイデアを提案しました。


懇親会と参加者の交流


ライトニングトークセッションの後、参加者は現地会場で懇親会を開催。軽食やドリンクを楽しみながら、登壇者や他の参加者との情報交換やネットワーキングが行われ、実践のさらなる深掘りを行う場となりました。


まとめと今後の展望


閉会の挨拶では、多様な視点からリサーチ結果が共有された意義が強調され、特に街づくりにおける新たな参加型リサーチの可能性が語られました。次回のRESEARCH Conferenceは2025年9月7日に開催されることが発表され、5月7日からはスポンサーの募集も始まります。リサーチの未来をさらに高めていくための情報を、今後も発信していく予定です。


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会社情報

会社名
株式会社プレイド
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 10F
電話番号

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