重度障害者支援拠点
2024-10-21 19:20:39

東京都練馬区で重度障害者支援拠点が新設へ!医療的ケアにも対応

東京都練馬区に新しい重度障害者支援拠点が誕生



東京都練馬区は、重度の障害を抱えた方々が安心して地域で生活できるよう、医療的ケアも受けられる地域生活支援拠点を新たに整備することを発表しました。この取り組みは、23区内では初となり、高度な医療サービスが必要な利用者に対する支援の重要性が高まる中、地域社会の一助となることを目指しています。

施設の概要と目的



新設される拠点は、重度障害者が通うための場や医療型のショートステイを提供し、地域の医療的ケアを支える専門人材の育成にも取り組む予定です。この施設の運用は、障害者の生活を支え、医療的ケアを受けたくてもできない方々やその家族の負担軽減に資するものです。

昨年度から始まったこのプロジェクトは、区有の土地を事業者に無償で貸し出し、専業者が施設を整備・運営にあたる形で進められます。今月16日からは、施設の運営を行う事業者の募集も開始されたので、地域のためにどのような提案が出てくるのか期待が寄せられています。

事業の背景



医療技術の向上により、人工呼吸器を使用しなければならない方や高度な医療的サポートが必要な方でも、地域での生活が可能になってきました。一方で、それに伴う医療的ケアが必要な方々が急増しており、通いの場所やショートステイの施設が不足している現状もあります。また、必要な人材を確保することがますます難しくなっています。

これを受けて練馬区は、重度障害者の地域生活を支えるための様々な取り組みを行ってきました。障害に応じた通いの場の整備やグループホームの増設、医療的ケアにも対応できるショートステイの整備など、地域社会のニーズに応えるべく不断の努力を続けています。

実施される主な事業内容


1. 生活介護事業
医療的ケアが必要な方や重度障害者のための通所サービスを提供します。

2. 医療型ショートステイ事業
家族の介護負担を軽減するため、夜間も含めた介護を行うショートステイサービス。

3. 地域における医療的ケアを支える人材育成
区内の事業者へ医師を派遣し、医療に関する指導や相談も行い、育成研修を実施します。

今後の展望



この重度障害者の地域生活支援拠点は、障害を持つ方々が住み慣れた練馬区で長く暮らしていけるよう、支援を行うことを目的として設計されています。今後のスケジュールとしては、事業者募集が今月中に行われ、その後、選定・整備工事を経て、令和11年度の開設が目指されています。具体的な開設予定時期が示されることで、地域の方々にさらなる安心をもたらすことでしょう。

この新しい拠点の整備は、障害者福祉において重要な一歩となることが期待されます。


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会社情報

会社名
練馬区 広聴広報課
住所
東京都練馬区豊玉北6-12-1
電話番号

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