H.EエナジーとSMFLみらいパートナーズの提携
2023年10月、株式会社H.Eエナジー(代表取締役:瀬尾 浩史)と三井住友ファイナンス&リース株式会社の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ(代表取締役社長:上田 明)が基本合意契約を締結しました。この契約は、2026年6月までに北海道エリアで合計100カ所、直流容量換算で約10MWのNon-FIT(固定価格買取制度の対象外)低圧太陽光発電所を取得する内容です。
契約の内容と目的
この基本合意契約に則り、H.Eエナジーは太陽光発電所の開発・施工を担い、SMFLみらいパートナーズはその発電所の取得・運営を行います。また、H.Eエナジーは国内の企業向けにコーポレートPPA(企業が再生可能エネルギー発電事業者と直接契約し、長期にわたって電力を購入する契約)を提供します。この取り組みは、北海道・東北エリアでの太陽光発電事業を推進する重要な一歩といえるでしょう。特に、H.Eエナジーは、EPC(設計・調達・施工)およびO&M(運用・管理)を一貫して提供できる数少ない企業であり、地域に特化した柔軟な対応力が強みです。
H.Eグループの広がり
H.Eエナジーは、太陽光発電を主力事業として展開しており、用地開発から施工、運用管理までワンストップでサービスを提供しています。また、H.Eグループは5社からなり、福祉事業や農業、流通、飲食、不動産など多岐にわたる事業を展開。環境、経済、社会の三つを融合させたアプローチで持続可能な社会の実現を目指しています。北海道からの価値創出を通じて、地域の経済振興にも寄与する意義のある取り組みです。
SMFLグループのビジョン
一方、SMFLグループも再生可能エネルギーに関するビジネスを拡大しており、設備投資、再生可能エネルギー事業を通じてCO2フリーの電力を供給しています。「環境」を重要課題の一つに掲げ、脱炭素に向けたさまざまな解決策を提供。企業の脱炭素経営にも寄与することで、持続可能な社会への実現をサポートしています。
今後の展望
H.EエナジーとSMFLみらいパートナーズは、この新しい取り組みを通じて連携をより強化し、再生可能エネルギーの供給を行っていくことで、脱炭素社会の実現に貢献していく意向を示しています。これにより、地球環境保護と経済活動の両立を図り、持続可能な未来を築くための礎を築いていくことでしょう。北海道における太陽光発電事業の拡大は、これからの持続可能な社会に向けた重要な一歩となることが期待されます。
この契約はただのビジネスの枠を超え、環境問題に対する積極的な取り組みの象徴ともいえるでしょう。今後もH.EエナジーとSMFLみらいパートナーズに注目が集まります。