ベルーナドームに新たな涼しさが誕生
埼玉西武ライオンズの本拠地球場、ベルーナドームで新たなミスト設備が導入され、夏の野球観戦がこれまでにない体験に進化します。この大規模ミストは、試合開始を2025年7月8日(火)に控え、東北楽天ゴールデンイーグルスとの対戦から稼働を開始します。
ベルーナドームの魅力と課題
ベルーナドームは、屋外と屋内の良いところを兼ね備えている半屋外の構造をしています。そのため、自然の風を受けることができる快適な観覧環境を提供しています。しかし、近年の厳しい夏を考慮した場合、熱中症や暑さ対策が重要な課題となっています。そこで、株式会社いけうちが霧を利用した新しい技術の導入により、さまざまな解決策を提案しました。
ミスト設備の詳細
新たに設置されるミスト設備は、ベルーナドーム 内野指定席付近に配置され、特にコンコースの10ヶ所には、気化熱を利用した冷却が施されています。気温が上昇すると同時に、霧の演出によって新しいエンターテインメント空間を生み出します。ひと際暑い日には、頭上から、また足元からミストが噴射され、観客は一足早く涼しさを感じることができるでしょう。
静と動の霧の技術
今回導入されるミスト設備は、ただ霧を吹き出すだけではありません。特許を取得した技術を駆使して、2種類の霧を混在させています。「静の霧」は、濡れを感じさせず、空気を穏やかに冷却します。一方で、「動の霧」は、白く濃い霧で視覚的な楽しさを演出します。この2つの霧の組み合わせにより、観客は涼しさとともに見た目にも美しい体験を得られます。
社会インフラからの応用
このミスト技術は、本来は異なる領域で開発されたものです。「静の霧」は都市部のヒートアイランド対策のために、「動の霧」はガスタービンを冷却するために使用されてきました。それでも、今回のミスト設備は、エンターテインメントの場において役立てるよう最適化されています。
株式会社いけうちの取り組み
株式会社いけうちは広島県呉市でセラミックノズルの製造を始めて以来、常に霧を利用した技術開発に努めています。社会のさまざまな課題を解決し、人々の生活を豊かにする影響を与えることを目指しています。今回のミスト設備はその一環であり、野球観戦に新たな楽しさを提供することに寄与します。
まとめ
ぜひこの夏はベルーナドームを訪れ、いけうちの技術による新しい「涼しさ」と「楽しさ」を体験してください。今後も社会課題を解決し、より良い生活を送る手助けをするため、いけうちはさらに技術革新を進めていきます。あなたのご来場を心よりお待ちしています。